北村匠海の主演で、作家・染井為人氏(「正体」)のデビュー作を映画化する「悪い夏」が2025年3月20日に全国公開されることが決定した。城定秀夫監督がメガホンをとり、脚本は「ある男」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した向井康介が担当する。北村が闇堕ちした公務員に扮した姿をとらえた超特報(https://youtu.be/VFCxBc1BQa4)とティザービジュアルがお披露目された。
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【フォトギャラリー】北村匠海の監督デビュー作「世界征服やめた」25年2月公開<場面写真>
第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した原作(角川文庫/KADOKAWA刊)は、真面目に働いていた市役所勤務の公務員・佐々木が、ふとしたきっかけでとんでもない犯罪行為に巻き込まれていく姿を描いた物語。育児放棄寸前のシングルマザー、彼女を揺すり肉体関係を迫る公務員、裏社会の住人、生活保護の不正受給をするドラッグの売人など「クズとワルしか出てこない」と話題を呼び、累計18万部以上を売り上げた。
主人公・佐々木役を務めるのは、25年春から放送予定のNHK連続テレビ小説「あんぱん」にも出演が決定している北村。本作では真面目に生きるも、気弱な性格ゆえに犯罪に巻き込まれていく公務員を演じる。
城定監督作品に初出演する北村は、「城定監督とは、いつかご一緒させていただきたいと思っていました」と語り、「それが『悪い夏』で叶えることができて良かったなと、映画を見終わった後に改めて思いました」とコメント。「優しい映画ではありません、かと言って暗い映画でもありません。ただひたすらに生きることに必死な僕らが泥や汗や体をぶつけ合って、なんか泣けたりなんか笑えたりします」と見どころを語った。
超特報では、勤務先の役所の窓口で、佐々木が苛立ちや怒りを爆発させる姿が映し出される。ラストは「じゃあ、どうすればよかったんですか」という問いかけで締めくくられ、破滅へと転落するストーリーが気になる映像となっている。
北村のコメント全文は以下の通り。
【北村匠海】
城定監督とは、いつかご一緒させていただきたいと思っていました。そしてそれが『悪い夏』で叶えることができて良かったなと、映画を見終わった後に改めて思いました。 僕らはあの夏、ただただ悪かった。ただ良くなかった。上手く生きれなかった。そんな僕らを笑ってくれたら幸いです。優しい映画ではありません、かと言って暗い映画でもありません。ただひたすらに生きることに必死な僕らが泥や汗や体をぶつけ合って、なんか泣けたりなんか笑えたりします。スクリーンで皆様に届くことを楽しみにしています。
【作品情報】
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悪い夏
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