10月24日(木) 11:00
鍛造キャビティアイアン、キャビティアイアン、中空アイアンなど秋の新作アイアン20本のロフト角(7番)をチェック。ヘッドの構造を踏まえた最新モデルの傾向と、自分に合うモデルを選ぶときのポイントを検証した。
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アイアンのロフト角は球の高さとスピン量に最も影響を与え、飛距離や操作性を大きく左右する。
「ロフトが少ないと球が低くなってスピンが減るので飛距離が出やすく、ロフトが多いと弾道が高くなってスピンが増えるので距離のコントロールがしやすくボールをグリーンに止めやすくなります」(ギアに精通するプロ関浩太郎)
今回20本のモデルのロフトを調べ見たが、7番の平均ロフトは29.95度。新作アイアンの平均ロフトはもっと立っているかと思いきや、そうでもないことが判明。ロフトがあることで、打ち出しは確保しているのだろう。
クラブ設計家がアイアンを作るとき、最初にロフト角を決めるというくらい重要な要素。下にロフト別のモデルの傾向をまとめたので、アイアン選びの参考にしてほしい。
【7番ロフト25度・26度・27度】
最近は一発の飛びよりも安定性を重視する傾向があり、25度のぶっ飛びモデルが減っていたが、今年は適正な高さで安定して飛ばせるぶっ飛びアイアンがこのロフト帯に登場している。
【7番ロフト28度・29度】
スイートエリアの広さと飛距離性能の高さを重視したキャビティと中空がロフト28度・29度のモデルが多かった。初級者やアベレージゴルファーが飛ばすならこのロフト帯のモデルがオススメ。
【7番ロフト30度・30.5度・31度】
30度~31度はヘッドの構造に関係なく、飛距離、操作性、寛容性をバランス良く備えたモデルが多く、幅広いレベルのゴルファーにマッチ。軟鉄鍛造キャビティ、キャビティ、中空のモデルがラインナップ。
【7番ロフト32度・33度】
ほとんどが操作性の高い軟鉄鍛造キャビティがこのロフト帯に入った。秋モデルは飛距離性能を重視したモデルが多く、マッスルバックのような34度は1本もなかった。
■解説:関 浩太郎
せき・こうたろう/セキゴルフクラブ主宰。アメリカで最新の理論を学び、スイングコーチ&クラブフィッターとしてギアにも精通している
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今作はシャープでも飛距離が出る中空と飛び系アイアンが流行しそうだ。関連記事【新作の『中空&ぶっ飛びアイアン』19モデルの性能早見表を作ってみた!同じ中空でも2つのタイプに分かれました!】を読めば、ピッタリモデルがわかる。