【写真】福島県の郷土料理「キャベツ餅」って!?
今、話題になっている旅のスタイル「農泊」って知っていますか?
「農泊」とは農山漁村地域における滞在型宿泊旅行のこと。農家に泊まったり、 農業体験をするだけではなく、地域の食や伝統文化など、農山漁村地域が持つ多様な資源を体験することも「農泊」の魅力です。
人や文化との触れあいや、地域ならではの「ほんものの暮らし」が体験できるので家族で農泊体験する方も増えているようです。また、日本ならではの暮らしに興味関心の高い外国人旅行者の利用も多いのだとか。
2024年3月31日時点で、農泊に取り組むエリアは656地域あるそうです。
2024年10月22日(火)、地域ならではの様々な工夫をしていることが評価されて、全国5つの地域が「持続可能な農泊モデル地域」に選出されました。
その取り組みへの支援のひとつとして、レタスクラブWEBが協賛することになり、選定発表会に山上編集長が参加しました。
※「持続可能な農泊モデル地域」は(株)JTB総合研究所が実施する「持続可能な農泊モデル地域創出支援事業」により選定されました。
■今回「持続可能な農泊モデル地域」に選定された農泊エリアはこの5つ!
令和6年度農泊モデル地域創出支援事業には全国18の農泊地域から応募があり、審査のうえで「持続可能な農泊モデル地域」として選ばれたのはこちらの5つの農泊エリアでした!
「農泊」が注目を集める今、どこに行こう?と悩んでいる方は、エリアを選ぶヒントになりそうですね。
■岩手県遠野市/遠野ふるさと体験協議会
「遠野物語」の世界観を感じられるスポットが各地に。山里を散歩する「さとぶら」や、農家民宿に泊まりながらの収穫体験、新鮮な野菜を使った郷土料理作りなど、遠野の暮らしそのものを丸ごと楽しめます。地のクラフトビールや、広大な田畑の風景を眺めながらのサイクリングも評判!
■福島県郡山市/逢瀬いなか体験交流協議会
緑豊かな大自然の中で土や泥に触れたり、収穫したての素材で作る郷土料理を楽しんだり、生き物を探したりと、今では貴重な田舎体験が思い切り楽しめるエリア。最近では「キャベツ餅」という郷土料理を作り、お餅バイキングするという企画も好評だそう。企業や学生向けの農家民宿体験も評判。
画像出典:農林水産省Webサイト
■山梨県身延町/みのぶ農泊地域連携協議会
創建750年以上の歴史をもつ身延山久遠寺の門前町として宿坊があり、仏教文化が楽しめる農泊地域。糖度が高く、大きさは通常の大豆の1.6倍ほどという全国にはなかなか出回らない¨幻の大豆¨あけぼの大豆を使った精進料理も楽しめます。都心から約3時間弱という立地も魅力的。
■京都府南丹市/一般社団法人南丹市美山観光まちづくり協会
京都市内から50kmほど。「かやぶきの里」として古民家での暮らしが地域に根付いている、まさに「日本の原風景」が堪能できます。国連世界観光機関(UN Tourism)のベスト・ツーリズム・ビレッジに認定されているほど世界的に評価されています。
■和歌山県那智勝浦町/太田川流域農泊振興協議会
「学び、感じて、つながるお寺から始まる心が満たされる農泊」をテーマに展開。住職がいない無住寺院を活用した宿坊や、アウトドアサウナ×禅など、今までにない新しい体験ができるエリアとして注目を集めています。「人との触れあいが農泊の魅力です」と語ってくださったのは宿坊も運営されている大泰寺住職の西山十海さん。
レタスクラブWEBでは今回、岩手県遠野市「遠野ふるさと体験協議会」の取り組みを支援することに。実際にスタッフが遠野市に農泊してみての体験記事を制作予定です。
イベントに登壇したレタスクラブWEBの山上編集長は「遠野ふるさと体験協議会様とのお打ち合わせで、たくさんの楽しそうな、おいしそうな体験をご提案いただいております。 読者が次のお休みにぜひ『農泊』を1つの選択肢に入れていただけるような提案をしてまいります」とあいさつ。
認定NPO法人遠野山・里・暮らしネットワーク マネージャー田村隆雅さんにうかがったところによると、「遠野で収穫体験をして、その食材で郷土料理を作りたい」「『遠野物語』についてもっと知りたい」「『農家レストラン』に興味がある」など「遠野ふるさと体験協議会」さんに相談すると、お店のご紹介や回るコースなどのアドバイスをしていただけるそう。まさにオーダーメイドの旅ができるようなので、みなさんにその模様をお届けするのが楽しみです!
「持続可能な農泊モデル地域」選定委員ひとり、帝京大学経済学部准教授五艘 みどり先生は、「ヨーロッパでは『農泊』というスタイルはかなり一般的で、『農泊』は旅行スタイルの選択肢として高いポテンシャルをもっています」と話されていました。
まるでその場所に住むかのようにステイできて、地の恵みや文化を丸ごと体験できる「農泊」は地域創生にも非常に重要な役割を果たしているのだそう。楽しみながら地域創生に役立つなんて理想的。ぜひみなさん、「農泊」を体験してみて!
【レタスクラブ編集部YYY】
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