<モラハラ>旦那の「フキハラ」に家族みんな嫌気が差す。上手な対処法や治す方法を教えて!

10月23日(水) 9:30

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ハラスメント。直訳すると「嫌がらせ」。ハラスメントは私たちが生活を送る日常のあちこちで起こっています。そしてそのハラスメントにはさまざまな種類があり、どんどん新たな名前がつけられ認知されているのです。今回は「フキハラ」。お悩みの投稿者さんの話を見てみましょう。
『うちの旦那はフキハラです』
俗にフキハラとは「不機嫌ハラスメント」の略称で、不機嫌な態度や言動で周囲の人に不快感や精神的な苦痛を与えるような行為のこと。「モラハラ(モラルハラスメント)」の一種とされています。相談を寄せてくれた投稿者さんは、旦那さんの「フキハラ」に相当お困りのようです。
フキハラ旦那をどうにかしたい!

『3人の子どもも私も、旦那の不機嫌な態度に嫌気がさしています。同じように旦那のフキハラに悩むママさん、旦那が不機嫌になったときどのように対応していますか?またフキハラを治す方法があれば教えてください』
中高生になるお子さん2人と小学生になるお子さん1人の3人のお子さんがいる投稿者さん。全員が旦那さんのフキハラに嫌気をさしているのだそう。
フキハラの態度や言動
『イライラするとやたら溜め息が多くなったり、動作音大きかったり、話しかけても無視されたり素っ気ない態度になったりする』
『俺は機嫌が悪い、怒っているとアピールしてくるから、こちらはメンタルをやられるんだよね』
ママたちから寄せられた旦那さんによるフキハラの実情。このような態度や言動を続けられると、家族はたまったものではないですよね。ひどい場合、原因はママにあるといった暴言を投げかけられることもあるのだそう。不機嫌になってしまうことはしかたのないことですが、他人にその矛先をむけるのは間違っていると気づいてほしいものですね。
フキハラが起こる原因は?
フキハラが起こる原因の多くは、子どもや妻など、周囲の人間が思い通りに動かないことや仕事などがうまくいかないといった、誰にでも起こり得る不機嫌なのでしょう。誰しも抱えるそのような不機嫌の種は、みんななんとかして飲み込んでいるのですよね。しかしフキハラをしてしまう人は、堪えることもせず・できず、大きく爆発して周囲の人間にハラスメントとして現れてしまうのだとママたちは話していました。
フキハラへの対処法はある?
ママたちから寄せられたフキハラの対処法は2つ。とことん話し合うか、相手にしないことでした。
フキハラがはじまっても相手にしない
『本人が治す気がないなら治らないよ。うちの旦那なんて、指摘しても「そんなつもりはない」としか言わない。フキハラがはじまったら気にせずスルーが一番』
『スルーするかな。相手にせず、何かあればごく普通に接する。ご機嫌を取るために話しかけるようなこともしない。不機嫌になったらほうっておいて自分と子どもたちだけで楽しくすごすかな。勝手に1人で不機嫌でいたら?って感じ』
スルーするにも精神力が必要になりそうですが、相手にしないという対策が提案されました。フキハラがエスカレートしないタイプの旦那さんなら、これも1つの有効な手段かもしれませんね。お子さんまでフキハラの被害にあうのはかわいそう。それならば、子どもたちとママで気にせず楽しくすごしたり思い切って外出してしまったりしてもよさそうです。
とことん話合う
『こんこんと説教をした。そのせいで旦那が不機嫌になろうが、暴言を吐いてこようが、あなたが悪いんだよってスタンスを崩さずに説教をし続けた』
『その不機嫌がこの先、ずっと続くとツラくならないかな。納得いくまで話し合いをしてはどうだろう。私は同じ態度をそのままやり返したら旦那が気づいて、そこからとことん話し合いをしてなんとかわかってもらえたよ』
子どものため、ママ自身のため、最終的には旦那さんのためにも、フキハラなんてやめてもらわないと。そのように思うママたちは、何があってもとにかくやめてもらえるよう、諦めず戦うという姿勢で旦那さんに挑んだようです。フキハラが繰り返されても、その都度諦めず話し合いを続けることは大変労力のいる作業でしょう。しかし家族を、家庭を守りたいという思いが、ママたちを動かしたのかもしれませんね。
諸刃の剣か最終手段か。他の対処法
『同じことをやり返してみたら?それで旦那が文句を言ってきたら、「いつもあなたが私たちにやっていることだよ」って言ってやればいい』
『フキハラを注意して旦那にブチギレられたら、引くんじゃなくてこちらがさらにキレてやればいいのに』
目には目を……ではありませんが、旦那さんのフキハラに対する対処法として、同じことをやり返してはどうだろうといった声もいくつか寄せられました。しかしこれは旦那さんの不機嫌さにさらに火に油を注ぐ行為になるかもしれませんので、諸刃の剣的な対処法といえそうです。
『離婚は考えないの?フキハラを含め、モラハラはガマンするか離婚するかしかないよ』
最終手段になりそうですが、離婚を検討する・切り出すという声も少なからず寄せられていました。たしかに、旦那さんが治そうと考えなおしてくれないのであれば、一緒に生活していくことは難しいのかもしれません。ただしこの対処法も諸刃の剣になってしまいかねませんので、あくまでも最終手段として考えておくぐらいがよさそうです。
旦那さんが変わるか、周りが変わるか

ハラスメントをする人は、周りがどれほどツライ思いをしているか気がついていないケースもあります。ですから、一度旦那さんの機嫌がいいときに、お子さんたちも交えて話し合いをしてみてはいかがでしょう。旦那さんを責めるのではなく、フキハラをされたときに感じた思いをそれぞれが自分の言葉で伝えるところからスタートしてみてください。その上で旦那さんがどうしたいかではないでしょうか。

フキハラをしそうになったらどのようなサポートをしてほしいか、旦那さん自身がどうしたいのかを聞いてみてください。そのうえで、家族ができることを考えてもいいのではないでしょうか。専門家に相談し力を借りることだってできますし。それでもイヤになったら、旦那さんと距離を取ることも視野に入れてもいいのかもしれません。現時点でママとお子さんたちにどれぐらいの心の余力があるかを確認し、旦那さんのフキハラとどう向き合うのかを考えてみてはいかがでしょう。焦りは禁物、でも耐え続ける必要はありません。自分たちにとっての最善策を模索してみてくださいね。




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文・櫻宮ヨウ編集・荻野実紀子イラスト・Ponko

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