短いパー4がチャンスホールとは限らない! 通算9勝のプロは「絶対ドライバーで打ちません」

短いパー4はチャンスに見えるかもしれないが、設計家による罠がしかけられている

短いパー4がチャンスホールとは限らない! 通算9勝のプロは「絶対ドライバーで打ちません」

10月23日(水) 11:45

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「設計家の意図を理解できれば、5打は変わると思います」と、国内男子ツアー通算9勝を誇り、現在JGTOのコースセッティングアドバイザーを務める佐藤信人は話す。技術はもちろん大切だが、今回は少し視点を変え、頭脳を使ってスコアアップする方法を教えてもらった。



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短いパー4はチャンスホールだと思っていませんか? レギュラーツアーを開催しているトーナメントコースにも短いパー4はありますが、設計家はドライバーを使わせないようにしていることが多いんです。

典型的なのは左右どちらもOBになっていたり、大きめのフェアウェイバンカーが両サイドにあったりするホール。また、両サイドが“落ちている”場合も多いので注意してください。フェアウェイが広く見えても、少し曲げると傾斜で林に入ってしまいます。プロでも、両方に罠があって、フェアウェイの幅も30ヤードくらいしかない場合は、ドライバーを持たないマネジメントをしていますよ。

短いパー4攻略のポイントは、フェアウェイが最も広くなっている所を考えること。例えば、左右のバンカーが両方とも230ヤード地点にある場合、設計家は「230ヤードに届かないクラブで打ってください」という意図があります。また、250ヤードから先のフェアウェイが狭くなっているホールも、「それより短いクラブで打って」というメッセージです。

一流設計家のコースやトーナメント開催コースだと短いパー4がサービスホールとは限りません。特に、関西のコースに距離は短くてもフェアウェイが狭いコースが多い印象がありますね。


■佐藤信人
さとう・のぶひと/1970年生まれ、千葉県出身。日本ツアー通算9勝、国内メジャー3勝。JGTOのコースセッティングアドバイザーを担当し、今は解説者としても活躍。パリ五輪男子競技や米国男子ツアーでも買いあ説を務めた。ミズノ所属

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