無名の町医者は、どのように日本を救ったのか?松坂桃李×芳根京子×役所広司「雪の花ともに在りて」本ビジュアル&新場面写真

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無名の町医者は、どのように日本を救ったのか?松坂桃李×芳根京子×役所広司「雪の花ともに在りて」本ビジュアル&新場面写真

10月23日(水) 7:00

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松坂桃李、芳根京子、役所広司が共演する小泉堯史監督作「雪の花ともに在りて」の本ビジュアルと新規場面写真が公開された。

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本作は、黒澤明監督に師事し、監督デビュー作「雨あがる」以来、一貫して人間の美しい在り方を描いてきた小泉監督が、吉村昭氏の著書「雪の花」(新潮文庫刊)を映画化するもの。江戸時代末期、多くの人命を奪う疫病の危機に立ち向かい、自身の利益を顧みない「無私の精神」で民に寄り添った町医者・笠原良策、彼を信じてともに闘った妻・千穂の生き様を描き出す。

物語の中心となるのは、有効な治療法がなく、“死に至る病”とされた疱瘡(疫病)から人々を救うため、私財を投げうち、種痘(予防接種)を普及させようと尽力した実在の町医者・笠原良策(松坂)。異国から、疫病の確実な予防法が伝わったと知った良策は、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所)に教えを請い、種痘の苗を福井に持ち込んだ。良策はかつてない予防法成功のために、さまざまな困難を前にしても諦めず、妻・千穂(芳根)に支えられながら、流行病と闘い続ける。

このほど公開された本ビジュアルは、どんな困難に直面しても「絶対に諦めない」という志が伝わってくる良策の姿、そして良策の妻・千穂が優しい眼差しでこちらを見据える姿、良策が慕う蘭方医・日野鼎哉の鋭い眼差しが印象的なデザインとなっている。

新規場面写真では、主人公・良策が京都への旅を決心する姿、そしてそんな彼を支える妻・千穂が寄り添う姿。そして、疫病に苦しめられる人々を見て、患者を救いたくとも何もできない自分の無力さに嘆く良策。そんな良策を支えようと持ち前の明るさで励ます千穂。さらに、役所と共に小泉監督が絶大な信頼を寄せる俳優、吉岡秀隆演じる石川の町医者・大武了玄と肩を並べる良策の姿や、京都に渡った良策が鼎哉の弟子たちと共に、鼎哉を囲み疫病の治療法を探し奮闘する姿も。京都で治療法を探し求めていたある日、異国では種痘(予防接種)という方法があると知った良策。その種痘の苗を京都から福井に持ち帰ろうとする良策だったが、その道中猛吹雪に襲われ、命の危機を迎えるという、そんな緊迫した様子も確認できる。

小泉監督は、撮影前に主人公・笠原良策を演じた松坂の印象を、「好青年ですね。素直な芝居で嬉しいです。自然に演じるのは難しいことですが、彼はそれができる。きっといい笠原良策になるんじゃないかと楽しみです」と語った。さらに、監督の過去作『峠 最後のサムライ』(22)に出演し、本作で良策の妻・千穂を演じた芳根に対して、「『峠 最後のサムライ』で役所さんとのシーンを撮ったとき、役所さんと芳根さんの響き合いが非常にうまくいってたんです。今回の千穂はとても難しい役ですが、ぜひ芳根さんにやってもらいたかった」とコメントしている。さらに役所に対しては、「ご一緒できるのは本当に心強いです。役に対する取り組み方が非常に真摯で、安心して任せられる」と、3人に絶大な信頼を置いている。

「雪の花ともに在りて」は、2025年1月24日に全国公開。

【作品情報】
雪の花ともに在りて

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(C)2025映画「雪の花」製作委員会
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