10月23日(水) 10:15
<ZOZOチャンピオンシップ 事前情報◇22日◇アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>
「自分の夢がすごく叶った年になった」。今季の「全米プロゴルフ選手権」、「全英オープン」とメジャー2勝を果たした、世界ランキング2位のザンダー・シャウフェレ(米国)。今年も日本開催のPGAツアーの舞台に戻ってきた。
「メジャーを1年で2勝するということは本当に特別なこと。2024年というのは自分のなかですごく思い出深い年になった」。今シーズンの成績を振り返ると、出場した米ツアー21試合のうち15試合でトップ10入り、そのうち5位以内は10回。半分以上の試合を上位で終えて、さらにメジャー2冠。申し分のないシーズンとなった。
今回の来日では、全英オープンで手にした“クラレット・ジャグ”を持ってきている。東京に在住する祖父母にお披露目するためであった。「もちろんです。おじいちゃんたちに見せるためだよ」と“グッド”のジェスチャーを見せ、ニッコリ。「まだこちらに来たばかりなので実際にまだおじいちゃんたちに会えていない。ぼくのお母さんが見せに行けるかな、という感じだ」。祖父母の反応が楽しみだ。
PGAツアー公式ホームページで発表されるパワーランキング(優勝予想ランキング)では、3位にランクインしているシェウフェレ。優勝するためのコース攻略は「5~6ホールは必ずパーで上がれればいいなと思うホールがあって、そこでパーを獲ることが大切。そのほかのホールはバーディチャンスが獲れるホールだと思うので、しっかり区別しながら勝負をしていきたい」と組み立てている。
舞台となるアコーディア・ゴルフ 習志野CC(千葉県)は最長で505ヤードの4番パー4を含めた450ヤードを超えるパー4が5つ、同ゴルフ場のシグネチャーホールになっている16番パー3(183ヤード)などプレッシャーのかかるホールが多い。「4番の長いパー4だったり、5番のパー3、9番、12番、16番、17番と、そのようなホールでパーをセーブできたら自分のなかではすごくいいなと思っている」と明かした。
母親が台湾人で日本育ちということもあり、日本にはゆかりがある。ただ、未だこの大会で優勝を果たすことはできていない。メジャー2冠、世界ナンバー2の本気を魅せるときがきた。(文・高木彩音)