【玉手箱なねこ】開けたらダメと言ったのに! 玉手箱によって真っ白になってしまった理由/みっけ!ねこむかしばなし(1)
もしも、マイペースなねこが物語に登場したら…?
言わずと知れた有名な物語にねこを融合させるのは、「ねことわざ」でおなじみの漫画家・イラストレーターのぱんだにあさん。
古今東西様々の昔話や童話に、かわいらしさ、ふてぶてしさ、愛くるしさすべてを兼ね備えたねこたちが加わることで物語は新たな展開になっていきます。登場人物たちがねこに絆される姿に、「まぁねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし!?
作品の元となったお話の解説もあるので、神話や名作についても改めておさらいできる! そんな、とってもゆるい童話×癒やし系ねこまんがをお送りします。
※本記事はぱんだにあ著の書籍『みっけ!ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。
■◆かえるの王様なねこ
■◆元となったむかしばなし
かえるの王様
むかし、ある国に姫がいました。
ある日、姫は遊んでいた毬を泉に落としてしまいます。姫が悲しんでいると、一匹のかえるが現れ「落とした毬を取ってくるから友達になってほしい」と言いました。
かえると約束した姫でしたが、毬を取ってくれたかえるをおいてさっさと家に帰ってしまいます。家に戻ると父である王様と一緒にあのかえるがいました。
困っていた姫を助けてくれたお礼に、と王様が食事に誘ったのです。
姫はかえるが気持ち悪く、心底嫌いでした。
そんな姫の気持ちを察したかえるが「最後に一度だけ、キスをしてほしい」とお願いします。
姫が嫌々キスをすると、かえるは魔法が解け素敵な王子の姿に戻ったのでした。
著=ぱんだにあ/『みっけ!ねこむかしばなし』
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