<ONE AND ONLY Vol.5>が、10月15日(火)に渋谷WWWで開催された。
<ONE AND ONLY>は、“日々新しい存在が生まれて成長していくアイドルシーンを、楽曲、パフォーマンス、トーク、ファッション、ソーシャルなどさまざまな角度で切り取り、次世代の唯一無二、かげがえのない「ONE AND ONLY」を生み出すことを目指す”というコンセプトを掲げるアイドルイベント。
その第5弾となったこの日には、AsIs、あまいものつめあわせ、SCRAMBLE SMILE、Hey!Mommy!、KAWAII LAB. MATESの5組が出演。
それぞれが多彩なパフォーマンスを披露し、会場に大きな熱狂を生み出した。
本記事では、同公演のライブレポートをお届けする。
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取材&文:竹内伸一
■KAWAII LAB. MATES笑顔満開なステージをお届け
この日のトップバッターは9人組のKAWAII LAB.MATES。FRUITS ZIPPER「NEW KAWAII」を歌いながらステージに登場した彼女たちは、曲ごとにメンバーが入れ替わりながら7人でパフォーマンスをくり広げた。KAWAII LAB.の先輩グループのカバーを中心としたセットリストはこれまで同様だったが、とにかく楽しそうに歌い踊る姿が印象的。MCの自己紹介の最中も、楽しくてたまらないといった感じで、観客に笑顔を振りまいていた。終始笑顔満開なライブの中で、オリジナル曲「わたしの進路が決まったら」では、はつらつと動きながら笑顔だけでなく場面によって凛々しい表情も見せるなど、明るく楽しいだけではない異なる一面も披露してくれた。
■Hey!Mommy!ジェットコースターのようなめくるめくステージ
2番手のHey!Mommy!は「OVERTURE」に乗って元気よく登場すると1曲目の「もちぷる」から全力のパフォーマンスを披露。その迫力満点のダンスであっという間に自分たちのペースへと巻き込んでいった。以降アップテンポナンバーを、MCを挟まず立て続けに投下していく。毎回、豊富な運動量には驚かされるが、この日もステージを駆け巡り、隙あらば会場を煽りながら終始エネルギッシュに歌い踊る。もちろん、観客も一緒になって激しく踊る。そんな一気呵成でめくるめく展開は、ありきたりな表現だがジェットコースターに乗っているかのようだった。ラストの「CANDY POP」では、原明日香が客席にマイクを差し向けると、観客が大きな声を返して大迫力のコール&レスポンスに。さらなる一体感が生まれてライブを締めくくった。
■SCRAMBLE SMILE強い想いを解き放った熱演
<ONE AND ONLY>に連続出演中のSCRAMBLE SMILEは、<Vol.4>(2024年10月12日)に続いて、ゆうゆが欠席。土居麗菜、峰島こまき、松田琉那、桜木果奈の4人でのライブとなった。この日もゆうゆの分をカバーしようと4人は大きな動きでダイナミックにパフォーマンスしている印象だった。勢いあまって荒々しさすら感じる場面も見受けられたが、それが逆にライブならではのグルーヴ感を生み出し、ここでしか味わうことができない特有の臨場感につながっていたように思う。4人の熱演に観客も大きな歓声を上げて反応。最後は「今日から運命!」を情感たっぷりに歌い上げると、大きな拍手が巻き起こった。
■あまいものつめあわせ大きな熱狂を生み出した躍動感あふれるパフォーマンス
SEに乗って弾むようにステージに姿を現したあまいものつめあわせは、そのまま躍動感のあるライブを展開。アップテンポな「超絶あまつめ流星群」を可愛らしくも激しく歌い踊れば、「なくなくない」、「でぃんどんたいむ」ではコミカルで芝居がかった振りも交えてライブの躍動感を加速させていった。ラストの「恋の女神様っ!」も勢いを落とさず、コミカルかつ賑やかにパフォーマンス。途中“教えて女神様”の大絶叫をきっかけに、その賑やかさはさらにエスカレートし、6人は激しく歌い踊る。会場に熱狂を生み出して、彼女たちのライブは幕を閉じた。
■AsIsさまざまな世界観を描いて見せた多彩な魅力
この日のトリはAsIs。黒を配したシックな衣装のイメージもあり、凛々しい雰囲気を放ちながら登場した彼女たちだったが、「特別アドラブル」では元気よく楽しそうに歌い踊る。かと思えば、ロックチューンの「大人の青春」では、タオルを振り回して躍動感を演出。「いつかの僕らの声に応えて」では笑顔から一転、クールな表情で力強く歌い上げ、間奏では見応えのあるダンスシーンで目を奪った。静かな歌い出しから始まった「be yourself」では感情のこもったエモーショナルな歌声を響かせる。ここではしなやかなダンスも披露するなど、曲ごとに異なる世界観を描き出して、彼女たちの多彩な魅力を存分に見せつけてくれた。
今回の<ONE AND ONLY>は、まだキャリアの浅いグループが中心のラインナップだったが、それぞれが個性を発揮し、見応えのあるライブをくり広げてくれた。それは“次世代の唯一無二、かげがえのない「ONE AND ONLY」を生み出すことを目指す”というイベントのコンセプトを体現したようでもあり、数年後には“あの日の<ONE AND ONLY>はすごい顔ぶれだった”と伝説になっているのではないか。そんな思いを抱かせる充実のライブだった。
<ONE AND ONLY Vol.5>
2024年10月15日(火)
渋谷WWW
■KAWAII LAB. MATES
NEW KAWAII
エトセトLOVE YOU
MC
わたしの進路が決まったら
わたしの一番かわいいところ
MC
■Hey!Mommy!
OVERTURE
もちぷる
SUPER MOMMY GIRLS
ビスケットケース
CANDY POP
MC
■SCRAMBLE SMILE
Overture
AGE⇔DECHI
SCRAMBLE SMILE
わざとだよ?
MC
今日から運命!
MC
■あまいものつめあわせ
SE
超絶あまつめ流星群
なくなくない
MC
でぃんどんたいむ
恋の女神様
■AsIs
SE
特別アドラブル
大人の青春
いつかの僕らの声に応えて
be yourself
MC
<ONE AND ONLY Vol.6>
日時:2024年11月9日(土)Open12:00/Start12:40
会場:渋谷duo MUSIC EXCHANGE
出演:DJ Hello Kitty、Lucky²、KAWAII LAB. MATES、SCRAMBLE SMILE
チケット:優先エリア¥5,500、一般¥2,500、学生/女性/保護者¥1,500、未就学児 無料(ドリンク代別)
<ONE AND ONLY Vol.7>
日時:2024年11月14日(木)Open17:00/Start18:00
会場:白金高輪SELENEb2
出演:FES☆TIVE、CiON、CANDY TUNE、SCRAMBLE SMILE、Onephony、美味しい曖昧、KAWAII LAB. MATES
チケット:優先エリア¥6,500、一般¥3,000、学生/女性¥2,000(ドリンク代別)
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