イザベル・ユペールと伊原剛志が美しい日本を巡る6日間――『不思議の国のシドニ』12.13公開

映画『不思議の国のシド二』場面写真 (C)2023 10:15! PRODUCTIONS / LUPA FILM / BOX PRODUCTIONS / FILM‐IN‐EVOLUTION / FOURIER FILMS / MIKINO / LES FILMS DU CAMÉLIA

イザベル・ユペールと伊原剛志が美しい日本を巡る6日間――『不思議の国のシドニ』12.13公開

10月22日(火) 12:00

イザベル・ユペールが主演を務める映画『日本のシドニー』が、邦題を『不思議の国のシド二』として12月13日より全国順次公開されることが決定。併せてビジュアルと予告編が解禁された。

【動画】“不思議の国”ニッポンで亡き夫の幽霊に出会う!?『不思議の国のシド二』予告

本作は、優しさに満ちた6日間を描く人生賛歌。フランス人作家シドニは日本の出版社から招聘され、見知らぬ国、見知らぬ人への不安を覚えながらも、未知の国ニッポンにたどり着く。寡黙な編集者の溝口に案内され、日本の読者と対話しながら、桜の季節に京都、奈良、直島へと旅をするシドニ。そんな彼女の前に、亡くなった夫アントワーヌの幽霊が現れて…。

シドニを演じるのは、フランスの至宝イザベル・ユペール。ミヒャエル・ハネケ監督作『ピアニスト』でカンヌ国際映画祭最優秀女優賞を受賞し、ポール・ヴァーホーヴェン監督と組んだ『エルELLE』ではアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたほか、フランソワ・オゾン、マルコ・ベロッキオ、ホン・サンスなど、世界各国の名だたる巨匠とのコラボしてきた。そんな彼女が次に訪れたのが日本。京都、奈良、直島と美しい日本の風景を旅しながら、過去を手放すことで喪失の闇を抜け、新たな一歩を踏み出すヒロインを軽やかに演じている。

演出を担うのは、フランス人女性監督エリーズ・ジラール。自身が初来日した時の印象や旅情を詰め込んだ本作は、物語の随所にちりばめられた日本映画や文化への溢れんばかりの愛も見どころとなっている。

さらに、シドニと全編フランス語で会話し、深い喪失を共有する編集者の溝口健三役には、『硫黄島からの手紙』『汚れた心』等、日本国内にとどまらず世界で活躍する国際派俳優の伊原剛志。そしてシドニの最愛の夫アントワーヌの幽霊役を、『イングロリアス・バスターズ』『名もなき生涯』のアウグスト・ディールが演じ、愛と再生の物語にユーモアを添えている。

このたび解禁されたのは、美しい日本の魅力を再発見することができるビジュアルと予告編。ビジュアルには、シドニが日本庭園を背景に、物憂げな表情で遠くを見つめる姿が切り取られ、周りには羽ばたく鶴の絵や桜の花びらなど、伝統的な日本を感じられる和のモチーフ、さらには京都・奈良の歴史ある寺社仏閣や旅館、青空に映える鮮やかな桜など、美しい風景が並んでいる。

また予告編は、“不思議の国”ニッポンに降り立ったシドニを溝口が出迎えるシーンからスタート。亡き夫の幽霊との出会い、異国の地での交流を通して、新たな一歩を踏み出していくシドニの姿が描かれている。

映画『不思議の国のシドニ』は、12月13日より全国順次公開。

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