eスポーツがシニア世代の新たな“青春”に?感動フィナーレを迎えた「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」eスポーツ初種目「太鼓の達人」の決勝をレポート

優勝は「あいちドンドコ(愛知県)」

eスポーツがシニア世代の新たな“青春”に?感動フィナーレを迎えた「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」eスポーツ初種目「太鼓の達人」の決勝をレポート

10月21日(月) 20:39

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「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」eスポーツ 「太鼓の達人」決勝トーナメント
eスポーツの種目は「太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル」

高齢者の祭典「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」(第36回全国健康福祉祭とっとり大会、厚生労働省、鳥取県など主催)が2024年10月19日から22日(火)まで鳥取県内各地を会場に開催されている。

この「ねんりんピック」は、高齢者の健康保持・増進、社会参加、生きがいの高揚を図り、ふれあいと活力ある長寿社会の形成に寄与することを目的として、1988年から毎年開催されている大会だ。今回のeスポーツ種目の導入により、新たな参加者層の拡大や、世代間交流の促進が期待される。

前述の通り、今大会で特に注目を集めているのが、初めて正式種目となったeスポーツ競技。全国から集まった60歳以上のプレイヤーたちが、人気和太鼓リズムゲーム「太鼓の達人」で熱戦を繰り広げる。ウォーカープラスでは、10月19日から21日まで開催されたeスポーツ種目をフィーチャー。シニア世代のeスポーツへの挑戦をお届けする。
eスポーツの種目は「太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル」


■シニア世代のeスポーツへの挑戦とは?

eスポーツ競技の会場は、境港市民交流センター(みなとテラス)の市民ホール。競技では、Nintendo Switch版「太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル」を使用し、3人1組のチームで競う。試合は1試合3戦で行われ、1人1曲、計3曲の合計得点差により勝敗が決まる。予選リーグでは参加チームをブロックに分けてスイスドロー方式で実施し、上位8チームが決勝トーナメントへ進出。決勝ではシングルエリミネーション方式で優勝チームを決定。

全国各地、県を代表する応援団で会場が埋め尽くされた


課題曲には、「夏祭り」「夜に駆ける」「マリーゴールド」「夢をかなえてドラえもん」「となりのトトロ」「フニクリ・フニクラ」「ウィリアム・テル序曲」の7曲が選ばれ、幅広い世代に親しまれている曲目となっていた。

■全国47都道府県の頂点に立つチームは?



10月21日に行われた決勝トーナメントの結果は以下の通り。さまざまな想いを胸に勝ち上がった8チームによる決勝大会、全国都道府県の頂点に立ったチームとは?

■決勝トーナメント 1回戦
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第1回戦の課題曲には、「夏祭り」「夜に駆ける」「マリーゴールド」「夢をかなえてドラえもん」「となりのトトロ」「フニクリ・フニクラ」「ウィリアム・テル序曲」の7曲が選ばれ、幅広い世代に親しまれている曲目となっている。決勝トーナメントともなると、アドリブを効かせてリズムを叩く選手など、レベルの高い攻防が繰り広げられた。

1回戦 第1試合
【勝ち】Team SSS(島根県)
【負け】SVCはなみずき(横浜市)

1回戦 第2試合
【勝ち】チーム長崎(長崎県)
【負け】チームKESC(熊本県)

1回戦 第3試合
【勝ち】境港さわやか コットンボール(鳥取県)
【負け】南部町・天津(鳥取県)

1回戦 第4試合
【勝ち】あいちドンドコ(愛知県)
【負け】静岡県eスポーツ(静岡県)

■準決勝

勝ち負けを超え、お互いの健闘を称え合う姿が心に残った

オリジナル衣装で参戦するなど、個性豊かな8チームが参加した


準決勝の課題は、1曲目「となりのトトロ」、2曲目「夜に駆ける」、3曲目「夢をかなえてドラえもん」。勝ち負けに関係なく、お互いのチームにエールを送り合うなど、「ねんりんピック」の素晴らしい一面が垣間見られた。

準決勝 第1試合
【勝ち】チーム長崎(長崎県)
【負け】Team SSS(島根県)

準決勝 第2試合
【勝ち】あいちドンドコ(愛知県)
【負け】境港さわやか コットンボール(鳥取県)

■決勝

アドリブを効かせ、楽しそうに太鼓を叩く選手たち


決勝の課題は、1曲目「夏祭り」、2曲目「フニクリ・フニクラ」、3曲目「ウィリアム・テル序曲」で、「予選からお互いに励まし合ってきたので、決勝であたるなんて思わなかった」とあいちドンドコの選手は語っていた。

決勝戦
【勝ち】あいちドンドコ(愛知県)
【負け】チーム長崎(長崎県)

■勝ち負けよりも皆と「交流」できたことがうれしい

皆と「交流」できたことが1番だと語る優勝チームの「あいちドンドコ(愛知県)」の選手たち

優勝は「あいちドンドコ(愛知県)」


決勝戦が終わると、お互いに涙を流しエールを送り合う姿が印象的だった両チーム。最後に、優勝を飾った「あいちドンドコ(愛知県)」の選手のコメントを紹介する。

「皆でエールを送り合ったり、『勝ってうれしい、負けて悔しい、だけど、やってよかった!』というスポーツ的なマインドがeスポーツの魅力だと思いました」

「第1回の優勝という重さもありますが、全国の皆様とeスポーツを通して交流できたことがうれしいです。今回出会った皆とZoomなどを使って、『遠隔でゲームできたらよいね』という話もしていたので、今後も世代を超えて交流していきたいと思います」

また、「今大会に参加したことにより、より高みを目指したくなった」と語った他チームの参加者もいて、次を見据えて目を輝かせていた。

太鼓の達人(TM) ドンダフルフェスティバル & (C)Bandai Namco Entertainment Inc.


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