きゅるりんってしてみてが、10月19日(土)に東武動物公園イベントスペースHOLA!にて、ワンマンライブ<ずーーーっと♡きゅるりんふれんず♡>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
【画像はこちら】
撮影:チェリーマン
取材&文:長澤智典
ソールドアウトとなった会場の8割は、10〜20代の女性。同性に圧倒的に高い支持を得ているのも、彼女たち自身がアイドルという枠を超え、最先端の“KAWAII”を世の中へ発信しているからだ。
胸をキュッと鳴らすキラキラとしたSEが流れるのに合わせ、新衣装に身を包んだメンバーが次々とステージへ駆け出した。登場するたびに上がる黄色い歓声。そして……。
きゅるりんってしてみての楽曲の中、特に高い人気を持つ「アイドルライブコースター!」からライブはスタート。愛らしさを満載に歌い躍る4人の姿が超可愛くて刺激的。彼女たちの歌に合わせ、フロア中から“可愛い可愛い超可愛い”や“ハイ!ハイ!”などキュートな声が次々と上がる。彼女たちが手にしたタオルを振るたびに、場内中の人たちもタオルやペンライトをクルクル回せば、4人と一緒に“愛してるー!!”と歌い出す。メンバーの“呼んでー”の声を受け、大好きなメンバーの名前を呼ぶ観客たち。そのやりとりを味わうたびに、胸がキュンと鳴る。
さらに勢いを上げるように、彼女たちはポップでキュートなロックンロールナンバー「イェイェ」を歌唱。4人と満員の観客たちがかけあいや歌声を重ね合わせ、一緒に眩しい景色を作り上げる。参加型?もちろん、そう。むしろ、この場に集った1人ひとりがメンバーになって一緒に“楽しい!”を作り出す。それこそが、きゅるりんってしてみてのライブの醍醐味だ。続く「らぶきゅん♡うぉんてっど」でも、4人は最初から触れた人たちの胸をキュンュキュン刺激する歌の魔法をかけ、場内中の人たちをメロメロにしていく。“ばん♡ばん♡”など4人と声を掛け合うたびに、ときめきのメーターがくんぐん上昇。彼女たちの歌声がきゅんきゅん♡ばきゅんとハートに命中するたびに、理性が消し飛んでいく。
“きゅるりんしてみて”の声を合図に、撮影可能曲の「きゅるりんしてみて」へ。いつもなら4人と一緒に振りを真似てはしゃぐところだが、みんな撮影に夢中。ライブの様子は、SNSをエゴサしてほしい。キラキラした笑顔を振りまいて歌う4人の姿を味わえるはずだ。
この日は秋晴れの空が広がるどころか、夏が戻ってきたような環境。だから、ハートをラブラブな想いでとろけさす「LOVE I-I-ICECREAM」や「クリームソーダ」のような夏曲が、とても似合う。客席でも、4人の動きとシンクロするように、たくさんのカラフルなペンライトの光が揺れていた。彼女たちが甘えた素振りで歌いかけるたび、ドキドキする。これも、4人がかけた甘い恋の魔法の効果!?
次に届けたのが、新曲の「♡♡♡わんだーらんど」。冒頭からテンション高い姿ではしゃぐ4人の姿が印象的だ。“アリス”をモチーフにした新衣装に繋がる楽曲なのもポイントだ。早口で歌声を交わす彼女たち。歌詞にどんな想いが込められているのかも気になる。途中には、4人がガールズトークするように歌をかけあう様も登場。初見にも関わらず、フロア中の人たちが手を振って楽しめば、メンバーたちの“ちゅっ!!”の声に胸をキュンとする場面も。この曲が、これからどんな風にライブの中で成長していくかが楽しみだ。
映像を受け、(通称)ハリウッド衣装に着替えた4人が「魅惑のあいまいみー」に乗せて、“魅惑のまいまいみー”と歌いながら客席へ。4人はファンたちと目の前30cm(?)の距離で触れ合い出す。手を振りながらファンたちと想いを交わす彼女たちの姿が、とても印象的。メンバーが近づくたびに、みんな大興奮。ステージに戻った4人が“欲しいんだよ”と愛らしく言ったセリフに、“俺もー”の声も飛び交っていた。
4人が甘えた素振りで歌ったのが、「ツインテールは20歳まで♡」。胸をキュンと鳴らすこの可愛さが映える限り、ずっとツインテール姿でいてほしい。舞台の上で、メンバー同士がじゃれ合いながら歌う姿にハートがきゅるりんする。女の子のツインテールヘアーは、いろんな人たちをときめかせる最高の魔法のアイテム。だから、一生守っていてほしい。
メンバーらの“まだまだやれんのか”の愛らしい声を受け、最後のブロックへ。4人が「いらんこといわんこ」を歌いながらステージの上を右へ左に駆け回るのに合わせ、場内中の人たちも一緒にはしゃぎ出す。その楽しさを倍増しするように、彼女たちは甘えたモードを全開に「ジュリービーンズ☆シューター」を歌唱。4人にハートを狙い撃ちされるたび、鼓動が破裂しそう。彼女たちが愛らしい声で“Shooting Shooting”と歌うごとに胸が高鳴る。後半には、4人と観客たちが一緒に“Hey! Hey! Hey!”と声を重ね合う場面も。互いにハートを狙い撃ちしていく関係が最高だ。
最後にきゅるりんってしてみては、これからも素敵な未来を一緒に描き続けようと「未来の足跡」をプレゼント。4人と一緒に振り上げた手を大きく左右に振りながら、未来に向かってともに羽ばたきたい。胸を甘いときめき色に染め上げるのも魅力だが、腕を振り、声を張り上げ、一緒に未来を描き続けたくなる歌もやっぱり離したくない。だからこれからも、“つかめそうな未来”をともに手にしたい。
アンコールは、撮影可能曲の「しゅーぱーめるてぃらびゅふれーばー♡」から。動物のヘッドドレスを付けた新たな衣装へ着替えた4人が、再び客席へ。手を振りながら、超至近距離で歌うメンバーの姿をスマホの中へ閉じ込めた人たちも多数登場。とても甘い曲なのに、目の前に4人が現れるんだもの、ハートは完全にめるてぃ状態だ。 続いてきゅるりんってしてみては、ステップを踏みながら軽やかに「ぷれしゃすはーと」を歌っていた。彼女たちに向け、フロア中から上がる熱い声。サビでは、メンバーと観客たちが感情のチューニングを合わせ、一緒にぷれしゃすな時間を分かち合っていた。4人と一緒にクラップをするのはもちろん、恋した気持ちをぶつけたくて声を張り上げるのも、すごくわかる。
ここで、TikTok撮影を、ファンたちを交えて実施。その上で彼女たちは可愛さを振りまくように、「可愛さ圧倒的なんばーわん!」を、甘い声を振りまきながら歌唱。フロアのあちこちからメンバーへ向けて熱い声が飛び交えば、サビでは、この場にいる人たちも無敵な可愛い姿になって、4人と心を1つにしていた。間奏で、メンバーに向けてガチ恋口上が飛び交う様も胸アツだ。
最後にきゅるりんってしてみては、「絶対無敵ラブソング」を歌いながら、この空間を幸せな空気で包みこんでいった。4人が無邪気な笑顔で歌うたびに“好き”の気持ちが膨らみ続け、胸の内が煌き出す。その可愛さに、また圧倒されたい。キラキラ可愛いその歌声は、ホント無敵だね。
最後に、メンバーがこの日の感想を述べてくれた。
環やね:
1,300人、大丈夫かな?と思ってたし、配信でも“大丈夫かな?”と言ったことあるし、ちょっと不安なこともいっぱいでしたけど。いつもみなさんに支えてもらって、ここまで頑張ることができました。4周年公演もよろしくお願いします。
逃げ水あむ:
こんなにおっきなステージに出られるまで成長できた実感が、さすがに沸きました。それも、ホントにみんなのおかげです。きゅるちゃんにいてよかったと思いました。
島村嬉唄:
今日は、こんな遠くまではるばるみんな会いに来てくれて本当にありがとうございます。なんか私も最初聞いた時に、“1,300人だと?”と思って、絶対埋められないなぁって思ってしまうくらい不安だったし、自信がなかったんですけど。最近は、たくさんの人にきゅるちゃんのことを知ってもらえて、ずっと好きでいてくれるみんなにも、さらに愛してもらって、ホントに幸せです。いつも本当にありがとうございます。私も、きゅるちゃんと出会えて、みんなと出会えて本当に生まれてきてよかったーと思います。これからも末永く、30年後もよろしくお願いしまーす。
チバゆな:
1,300人……こんなに人とたくさん関われることって、普通に生きてたらないなぁと思うこと。みんなそれぞれの人生があって、その中に、つらいことや悲しいこと、楽しいことがあると思うんですが、そんな中で、人生のちょっとかも知れないけど、みんなと楽しい時間をこうやって一緒に共有できたことが、ゆなにとっておっきな幸せです。これからもみんなとニコニコしていきたいし、とにかくみんなのことがすごく好きです。やっててよかったなと思うことがあんまり人生でなかったのに、きゅるりんってしてみてをやっててよかったなと本気で思えたし、本当によかったです。
なお、きゅるりんってしてみては、結成4周年記念のワンマン公演を、2025年1月25日(土)に日比谷野外音楽堂で開催。2日後の1月27日(月)にもZeppShinjuku(TOKYO)でライブを行なうことを発表。これまた、とんでもなく嬉しいハッピーが降ってきそうだ。
きゅるりんってしてみて<ずーーーっと♡きゅるりんふれんず♡>
2024年10月19日(土)
東武動物公園イベントスペースHOLA!
アイドルライブコースター!
イェイェ
らぶきゅん♡うぉんてっど
MC
きゅるんしてみて
LOVE I-I-ICECREAM
クリームソーダ
MC
ちゅちゅちゅわんだーらんど(新曲)
映像
魅惑のあいまいみー
ツインテールは20歳まで♡
MC
いらんこといわんこ
ジュリービーンズ☆シューター
未来の足跡
-ENCORE-
しゅーぱーめるてぃらびゅふれーばー♡
ぷれしゃすはーと
MC
可愛さ圧倒的なんばーわん!
絶対無敵ラブソング
【関連記事】
マザリ[ライブレポート]狂気と轟音が覆い尽くした御披露目公演、名古屋発「呪イ始メ」の宴
日向坂46 正源司陽子、撮影秘話を明かす「すごい顔で吸っていて恥ずかしかったです」映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』高校生試写会イベント開催
可憐なアイボリー[ライブレポート]新体制の団結力と輝く未来を示したメモリアルライブ「12人で、夢に向かって冒険していくステージを見てください!」
【ONE AND ONLY Vol.4イベントレポート】Hey!Mommy!、I MY ME MINE、あまいものつめあわせ、Sweet Alley、KAWAII LAB. MATES、たくさんの笑顔を生んだ多彩なパフォーマンス