「将来の原辰徳は俺だと思っていた」 宮本勝昌少年が憧れたジャイアンツのレジェンド

プロアマ戦の最終18番グリーンで、テレビカメラに向かって念願のグータッチ(写真提供:日本プロゴルフ協会)

「将来の原辰徳は俺だと思っていた」 宮本勝昌少年が憧れたジャイアンツのレジェンド

10月21日(月) 9:30

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国内シニアツアー「ファンケルクラシック」は、宮本勝昌の大会2連覇で幕を閉じた。その中で話題を集めたのは、6年ぶりにシニアツアーに出場した読売ジャイアンツ前監督の原辰徳氏。野球界のレジェンドを一目見ようと、3日間で1万人を超えるギャラリーが会場を訪れた。宮本と原氏は本戦で一緒に回ることはなかったが、木曜日のプロアマ戦で初ラウンドが実現していた。



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「原さんはプロ野球選手としても監督としても超一流ですけど、ゴルフのボールに対するコンタクトとか、センスも抜群だなと思いました。カリスマ性がある方なので、しゃべっていて引き込まれますよね。すごいカッコよかったし見とれました。男として本当に惚れましたね」

宮本同様に本戦の2日目に原氏と同組で回った増田伸洋と野仲茂もまた、「すごいさわやかでカッコよくて、楽しい一日でした」と原氏の魅力にハマっている。シニアプロ世代にとって『4番サード原』は憧れの存在なのだ。宮本少年も「将来の原辰徳は俺だと思っていました」と、小学校時代は野球に打ち込んでいた。ところが、「中学にいったらエースで4番ばっかり集まるし、みんな身体が大きいし、子どもながらにこの先はないなと思って、そこからゴルフをやりました」と、原辰徳への道は諦めてしまった。


余談になるが、宮本はゴルフグローブだけでなく野球のグローブも持っている。チームセリザワの合宿では、テニスボールをトスしてラケットで打つ練習があり、「6番ショート」でならした軽快な守備を見せたことも。師匠の芹澤信雄が作った草野球チーム「Nobby’s Yankee(ノビーズ・ヤンキース)」では、実際に野球の試合にも出場している。

そんな昔から巨人ファンの宮本。15年の現役生活と17年の監督生活で30年以上もプロ野球の第一線で活躍してきたレジェンドに対して「野球人生の話を聞いただけで楽しそうだなと思いました。野球人でもなかなかそこまで充実している方はいらっしゃらないんじゃないかな。今でもジャイアンツの役付(オーナー付特別顧問)で、ジャイアンツと相思相愛なんだろうなと本当に感じますね」と、うらやましがる。

プロアマ戦の最終18番グリーンでは、原氏の代名詞でもあるグータッチに成功。「原さんに『すいません』と言いながらやっていただきました。(ものまね芸人の)神奈月さんとはよくしていましたけど(笑)、本物とは初めて」と興奮気味に話す。表彰式では大会特別顧問も務める原氏からのスピーチで優勝を祝福され、宮本はグータッチのときと同じようにうれしそうに笑った。


<ゴルフ情報ALBA Net>
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