10月20日(日) 11:00
大晦日に放送される『第75回紅白歌合戦』(NHK)の司会者を有吉弘行(50)、橋本環奈(25)、伊藤沙莉(30)、NHKの鈴木奈穂子アナウンサー(42)の4人が務めることが決定した。有吉が2回目、橋本は3回目の抜擢となり、伊藤と鈴木アナは今回が初となる。
分厚い台本や綿密なリハーサルにそって行われる紅白。司会は曲の紹介や出場者とのトーク以外にも、生放送ならではのアクシデントが発生した場合の臨機応変な対応力なども必要とされ、そこに力量が表れるとも言われている。
では、いったい視聴者からの評価が高い紅白司会は誰なのだろうか。そこで本誌は、20~60代の「バラエティ番組を週に1回以上見る」というテレビ好きの男女500人にアンケートを実施。過去20年の紅白で司会を務めたタレント(NHKのアナウンサーを除く)のなかで、「よかった/悪かった」と思われている司会のアンケート調査を実施した。本稿では「よかったと思う紅白司会」の調査結果を紹介する。
まず第3位に選ばれたのは、13年、15年、19年と過去3度、紅組の司会を務めた女優の綾瀬はるか(39)だ。11月に主演映画『ルート29』の公開を控えるなど、近年は国民的女優として順調にキャリアを積み上げている綾瀬だが、実はバラエティ力も非常に高い。
19年の紅白では、冒頭のあいさつから「紅組の司会は3回目となりますが」を「紅組の司会めは」と言い間違えるなどミスを連発するも、持ち前の明るさと天然キャラで会場を盛り上げた。その愛くるしさに“癒し”を感じた人が多かったようだ。
《その場が明るくなるような雰囲気が良いと思います》
《天然でかわいい》
《ドンと構えた落ち着きがあるしかわいい》
《番組全体の雰囲気を和やかにしてくれた》
第2位にランクインしたのは、中居正広(52)だ。数々のバラエティ番組でMCを務め、現在も毎週土曜日にラジオを配信するなど、司会・進行役として長年人気を博す中居。
そんな中居の紅白初司会は、当時25歳だった97年のことで、男性司会者としては歴代最年少記録を保持している。また、旧ジャニーズ事務所のタレントが司会を務めたのは中居が初だった。それ以後も、紅組と白組の司会を合わせて計6度務めており、トークスキルの高さと安定感を絶賛する声が多く寄せられた。
《司会慣れしているし、安心して見ていられた》
《安定していて、見やすかった》
《司会者としての素質を感じるから。出演者がのびのびとパフォーマンスをしているように感じるから》
《元々ファンで、司会も上手く、面白いから》
そして、栄えある第1位に輝いたのは、俳優の大泉洋(51)だ。20年より3年連続で司会を務め、23年には歌手としても初出場を果たした。俳優として映画やドラマの話題作に次々と出演する一方で、トーク番組では芸人顔負けのユーモラスな喋りを展開するなど、多方面で才能を発揮させている。
20年には史上初となる無観客開催となった紅白で、盛り上げるためにあえて“暴走キャラ”を演じるような場面も。場の空気を読みつつ、そつなく司会をこなす能力が評価されているようだ。
《しゃべりがうまい、間の取り方がうまい、歌う側の気持ちもわかっているっぽい、ユーモアというか笑いも交えられる。最高の司会者でした》
《見ていて一番楽しい進行だったため》
《歌手に対するリスペクトが感じられ出しゃばりすぎない》
《話術が達者で上手い》
今年は4人の司会がどんなコンビネーションを見せてくれるのか楽しみだ。