10月20日(日) 11:00
10月11日、大晦日に放送される「第75回紅白歌合戦」(NHK)の司会者が発表された。今回抜擢されたのは、昨年に引き続き2回目の有吉弘行(50)、NHK連続テレビ小説『おむすび』のヒロインで3回連続出場となる橋本環奈(25)、24年前期の朝ドラ『虎に翼』のヒロインで初司会の伊藤沙莉(30)とNHKの鈴木奈穂子アナウンサー(42)の4人だ。
昨年は2部制となった89年以降で、史上最低となる世帯視聴率を記録したが、今年はその司会陣から“マイナーチェンジ”の顔ぶれとなった。そのため、Xでは一部ユーザーから《あまり期待できない》との声も。
では、いったい視聴者からの評価が低い紅白司会は誰なのだろうか。そこで本誌は、20~60代の「バラエティ番組を週に1回以上見る」というテレビ好きの男女500人にアンケートを実施。過去20年の紅白で司会を務めたタレント(NHKのアナウンサーを除く)のなかで、「よかった/悪かった」と思われている司会のアンケート調査を実施した。本稿では「悪かったと思う紅白司会」の調査結果を紹介する。
第3位となったのは、10年から14年まで5年連続で司会を務めた嵐だ。史上初めてとなるグループでの抜擢で、これまでの紅白にない息の合った連係プレーなどが見られた。しかし、ペアを組む紅組の司会が女性一人だったことや、人数が多すぎたことで、バランスが悪かったと感じる人もいたようだ。
《グループだとなんかまとまらない》
《歌手として登場する人は司会にふさわしくない》
《司会をするには人数が多すぎたから》
《人気だからと理由だけで採用された感じ。生放送には向いていない。たまに司会が出来ていない所があった。自分達だけで盛り上がっている感じ》
続いて第2位は、今年の司会を務める有吉弘行だ。現在、MCを務めるレギュラー番組を12本抱える超人気者で、初抜擢となった昨年の紅白ではそつのない司会ぶりを披露。さらに、藤井フミヤと自身の大ヒット曲『白い雲のように』を歌唱するなど、八面六臂の活躍だったが、有吉のよさが出ておらず、本領を発揮できていないと感じる視聴者が多かったようで厳しい声が多く寄せられた。
《紅白というより、他局のバラエティ番組に見えた》
《悪かったという訳ではないが、やはり芸人さんなので 紅白の司会という場面では良い面が見られなかったと思う》
《ただ司会をしているだけで面白みがない》
《いつも人の悪い点だけを指摘するというはイメージが強く、司会という観点からは違和感を感じた 年末は 見たくない芸能人の1人》
そして、第1位に選ばれてしまったのは、05年の司会・みのもんた(80)だ。当時61歳で、これが男性司会者の最年長記録となっている。しかし、みのが司会を務めたのはこの1度きり。リハーサル時からスタッフと進行の方針を巡って対立していたと報じられたことが原因といわれている。圧倒的なトーク力で、民放キー局5社全てでレギュラー番組を抱えていたみのだったが、紅白ではそれが仇となり、《とにかくうるさかった》といった辛辣な意見も。
《少し上から目線な感じがした》
《歌手についてしらなさそうだった》
《なんだか言葉の端々に棘があったから》
《独りよがりな喋り方が嫌い》