『仮面ライダーガッチャード』出演の女優・宮原華音が語る初グラビアとアクションへの目覚め「『第2の志穂美悦子さんになれるよ』と言われました」

初グラビアを語る宮原華音

『仮面ライダーガッチャード』出演の女優・宮原華音が語る初グラビアとアクションへの目覚め「『第2の志穂美悦子さんになれるよ』と言われました」

10月19日(土) 18:00

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宮原華音

『週刊プレイボーイ』に登場する美女たちに記念すべき「初グラビア」の思い出を語ってもらう『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は『仮面ライダーガッチャード』に出演し、その敵役である"冥黒の三姉妹"のクロトー役を演じた女優・宮原華音(みやはら・かのん)さんによる前編。

宮原さんは、空手全国三連覇などのキャリアを経て、2011年、三愛水着イメージガールに就任。その後、2014年『ハイキック・エンジェルズ』(監督/西冬彦)で初主演するなど女優としても活動。特に『仮面ライダーアマゾンズ』(2018年)、『仮面ライダーガッチャード』(2024年)の2作ではキレのアクションシーンを堂々披露。大きな話題を呼んだ。

2022年から2023年にはキックボクシング『RISE』のラウンドガールとして活動。また自身もプロ選手として『RISE』の本興行に出場し勝利。現在、女優・格闘家・ラウンドガールの経歴を持ち、注目の的だ。

グラビア活動としては、2014年『週刊プレイボーイ』25号で初グラビアを披露し、2017年にはイメージDVD『晴れ時々カノン』(イーネットフロンティア)をリリースし、現在は複数の媒体で随時、その健康的な肢体を見せている。

今回はそんな彼女を直撃。デビューのきっかけから、初グラビア、初主演映画に関するエピソードを語ってもらった。

『週刊プレイボーイ』2023年44号(撮影/栗山秀作)

『週刊プレイボーイ』2023年44号(撮影/栗山秀作)

ーー8月いっぱいで終了しましたけど、『仮面ライダーガッチャード』で宮原さんが演じた"冥黒の三姉妹"のクロトー役、素晴らしかったです。

宮原 本当ですか!?やったー!ありがとうございます!私、クロトーが大好きでこの一年間、彼女のことばかりを考えていたので、そう言ってもらえて嬉しいです。

ーー圧倒的な美貌を持つも、格闘能力に長けた武闘派。足技を使って、ガッチャードらと死闘を繰り広げましたが、すべてスタントマンなしで演じたとか。すごすぎます。

宮原 途中パワーが増した時、マスクをかぶる案もあったんですけど、それだと宮原じゃなくなると、半分のマスク+髪を赤くするにとどめてくださって。私に全力でアクションをさせてくれました。まぁ、おかげで生傷が絶えず、衣装の下はあざだらけでしたけど(笑)。

ーークロトーは強いだけでなく、情の厚いキャラ。主人公側に寝返った妹のラケシス(坂巻有紗)を取り戻そうと苦悩する姿なんて、あまりに健気で見ていて涙が出てきました。

宮原 嬉しい!オンエア中もそうやってクロトーに感情移入してくださる方がとても多かったんですよ。想像以上の反響にびっくりしました。

宮原華音



ーー『ガッチャード』の話はまだまだ伺いたいところですが(笑)、それはまた後にして、今回は初グラビアとそれにまつわるお話です。宮原さんは小学生の頃に全国大会3連覇、中学生でも都大会準優勝など空手の相当な実力者。そもそもどういう経緯で空手を?

宮原 幼い頃、ピアノ、水泳、ダンスなど習い事を掛け持ちでしていて、単にその中のひとつとしてやっていました。私は背が高く、体格がよかったのもあってか、始めてすぐ地区大会で優勝しちゃって。空手はピアノやダンスと比べ結果がわかりやすく、勝つのも楽しい。すぐ夢中になりました。世界大会にも出場したし、将来は空手とともに生きていこうと思っていました。

ーーそこまで!それがどういう経緯で芸能の世界へ?

宮原 小学校では背が高いことで「デカノン」とバカにされていたんです。周囲を見返してやりたくて、高身長だからこそできるモデルのお仕事を始めました。そこから芸能のお仕事に興味を持ちましたね。

ーーでも芸能の仕事なんてそんな簡単にできないでしょうに。

宮原 本当にそうで、その後、テレビなど、たくさんオーディションを受けたけど全然決まらずに、かなりヘコみました。ただ中学校3年の時、これが最後だと決めて「三愛水着イメージガール」のオーディションを受けたら、なんと合格!三愛さんのお仕事をさせていただき、事務所にも所属するようになりました。

ーー高校でも、引き続き空手を?

宮原 はい。絶対に芸能と両立したくて励んでいました。当時はインターハイで優勝して、国際大会に出ることが目標。強豪校に進学して、始発で学校に行き、夜10時に帰宅するまでひたすら練習して。ただ高校1年の夏に大きな怪我をしてしまって......。

ーー当時は相当たくさん怪我をされたそうですね。あるネット記事によれば、腰椎2本疲労骨折、両膝半月板損傷、内側側副靭帯損傷、あと首も怪我した......とありました。

宮原 そうそう(笑)。それでこれ以上、空手を続けるのは無理だなと思っていた頃に、映画『ハイキック・エンジェルス』(2014年公開、監督/西冬彦)のオファーをいただき、思い切って空手をやめました。

宮原華音

ーー『ハイキック~』って、アクション映画部の女子高生五人が100人の悪人たちと戦うという、派手なアクション映画。

宮原 そう。『ハイキック・ガール』(2009年公開、監督/西冬彦)という武田梨奈さん主演の空手アクション映画を勧められて見たら、めちゃ面白くて。感動してSNSに投稿したら西監督から連絡をいただき、武田梨奈さんとのアクション練習のお誘いがありました。何回かお会いしているうち、いきなり「次の映画の主演、お前な」と(笑)。

ーー映画はともかく、そもそも空手をやめるって相当な決断でしたね。

宮原 もちろんすごく悩みました。でもそのまま続けていたら、空手どころか人生そのものをダメにするんじゃないかって。空手部の監督だけでなく学年主任とも相当話し合いを重ね、潔く辞め、学校も転校しました。

ーーそしていきなり映画の主演って。お芝居は大丈夫......?

宮原 正直、ダメでしたね(笑)。

ーーダメ!?そんな!(笑)。

宮原 いやもう、いちから叩き込まれました。ただ映画は幸いにして(?)、アクションメインだったので、なんとか見られるというか(笑)。撮影現場では、お芝居への心構えを学びました。劇中でアクションをやっていない女優さんをパンチする場面があったんです。当てなくていいんですけど、ビビりすぎて何度もNGを出しちゃって。そうしたら、アクション監督さんから「やらないと終わらねーぞ!」って思い切り怒鳴られて。もう半泣きになりながらやり切りましたよ。生半可な気持ちじゃできない厳しい世界なんだなと知りました。



ーーこの頃ですか。宮原さんは『週刊プレイボーイ』に出ているんですよね(2014年25号/6月9日発売)。

『週刊プレイボーイ』2014年25号(撮影/熊谷貫)より

『週刊プレイボーイ』2014年25号(撮影/熊谷貫)より

宮原 そうです。初めてグラビア撮影をしていただきました。

ーータイトルは「今、HK(ハイキック)女子がキテるらしいよ!」(撮影/熊谷貫)。制服、私服、水着と3ポーズの衣装に着替え、『ハイキック・エンジェルス』で共演した川本まゆさんとハイキックしている姿を撮り下ろしています。

宮原 そうそう。水着もありましたね。忘れていました(笑)。

ーーグラビアってことで恥ずかしい、緊張したなどの気持ちは?

宮原 どちらもまったくなかったです(きっぱり)。プロのスタイリストさん、ヘアメイクさんがついてくれたのは嬉しかったですし、セクシーなポーズもなかったですし。グラビアというより、企画ページにモデルとして出たって感覚。何より川本まゆちゃんと一緒に撮影できてすごく楽しかったです(笑)。

『週刊プレイボーイ』2014年25号(撮影/熊谷貫)より

『週刊プレイボーイ』2014年25号(撮影/熊谷貫)より

ーー週プレでこうしてグラビアを撮ったほど、『ハイキック・エンジェルス』はこだわりの映画ファンの胸に刺さった気がしますが、出演したことで、いろいろ言われませんでした?それこそ日本のアクション女優のパイオニア・志穂美悦子さんみたいだとか。

宮原 すごく言われました。「第2の志穂美悦子さんになれるよ」とか、「志穂美悦子さんを目指しなよ」とか。

ーーやっぱり!志穂美さんのことは知ってました?

宮原 はい。ブルース・リー、ジャッキー・チェンをはじめアクション映画はずいぶんと観たので。もちろん志穂美さんの映画も観ました。だけどちょっと雲の上の存在すぎて......。

ーーそれこそお母さんよりも年上でしょうし。

宮原 はい。憧れる対象としては、やはり武田梨奈さんでしたね。空手家ですし、一緒に練習させていただいたし、アクション女優としてたくさん映画に出てらして。自分も武田さんみたいになりたいと心底思いました。

ーーその後、宮原さんは映画『暗殺教室』に出演したり、2.5次元ほか数々舞台に出演するなど女優として活動。2017年にはイメージDVDにも出演しています。タイトルは『晴れ時々カノン』(イーネット・フロンティア)。初めての本格的なグラビア仕事という意味では、さきほどの週プレよりこちらですか?

宮原 そうですね。女優としてステップアップしていくため、お仕事をいただきました。

ーーその"本格的"なグラビアということで抵抗などは?

宮原 特にはなかったです。この時も衣装には三愛さんの水着が使われていましたし、あと何よりロケ地がバリ島でしたから、行く前からワクワクしましたね。自然はキレイだし、ご飯は美味しいし、スタッフさんは優しいし、毎日楽しい撮影でした。とはいえ、ダイエットし過ぎて、グラビアとして見た時、ちょっとどうかなというのはありましたけど。

ーーダイエット?結構したんですか?

宮原 はい。毎日10キロ走り、食事はサラダチキンとスープ。もともと52キロなんですけど47キロ......ひと月で約5キロ絞りました。

ーー痩せてキレイに見せたかった?

宮原 それはあります。でも逆もあったかも。

ーー逆?どういう意味ですか?

宮原 グラビアって、グラマーな人がやるイメージがあって。だからやせてグラビアっぽく"見られない"ようにしたいという気持ちが心のどこかにあったのかも。スタイリストさんに「ちょっとやせすぎじゃない?」と言われて、内心、嬉しかったですから。ただ少しでも戻せとばかりに、ご飯をたくさん食べさせられました(笑)。

宮原華音

●宮原華音(みやはら・かのん)

1996年4月8日生まれ東京都出身

身長170㎝B82 W59 H86血液型=A型

○「2012年度三愛水着イメージガール」に当時最年少で就任。女優として活躍するかたわらキックボクシングのプロ選手として「RISE」でデビュー戦をKO勝利。特撮ドラマ『仮面ライダーガッチャード』(テレビ朝日、2023~24年)に冥黒の三姉妹クロトー役で出演。

公式Instagram【@miyahara_kanon】

公式X【@miyahara_kanon】

公式TikTok【@kanon_miyahara】

取材・文/大野智己撮影/荻原大志

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