今年8月に94歳で死去したジーナ・ローランズの追悼上映、「In memory of Gena Rowlands イン・メモリー・オブ ジーナ・ローランズ」が、11月23日から渋谷のシアター・イメージフォーラムで1週間限定で開催される。
俳優として活躍しながら、ジョン・カサベテスの公私にわたる最良のパートナーとして映画に挑み続け、7本に出演。ジョン亡き後も、その確固たる演技で世界中の人々を魅了し続けた。
今回は、ジョン・カサベテス監督作品7本の中から、中流アメリカ人夫婦の破綻した関係が崩壊へと至るまでの36時間を描いた「フェイシズ」(68)、壊れかけた家庭を繋ぎとめようとする夫婦愛を描き、アカデミー賞主演女優賞、監督賞にノミネートされたカサベテスの代表作の一つである「こわれゆく女」(74)、有名女優の舞台前の極限の緊張を描き、ジーナ・ローランズがベルリン国際映画祭主演女優賞を受賞した「オープニング・ナイト」(77)、ジーナ・ローランズが相手に一歩も引かないタフな女性・グロリアを熱演し、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した「グロリア」(80)、そしてベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した「ラヴ・ストリームス」(84)の5作品が上映される。
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オープニング・ナイト
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