10月17日(木) 17:00
英国が生んだ“ミステリーの女王”の原作をもとにした『アガサ・クリスティー殺人は容易だ』が、12月22日(日)16:00よりミステリーチャンネルにて独占日本初放送!また、12月はミステリーチャンネル恒例のクリスティー特集も実施される。
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1939年に発表されたアガサ・クリスティーの原作小説を、独創的かつ現代的な解釈を加えて映像化した『アガサ・クリスティー殺人は容易だ』。英BBCで2023年末に放送され、話題となった作品だ。
青年ルークは、列車で乗り合わせた老婦人から、彼女の村で起きている奇妙な連続殺人の話を聞く。その件についてこれから警察に通報すると話していた老婦人は、ルークと駅で別れた直後にひき逃げに遭い死亡。それを知ったルークは彼女の住んでいた村に乗り込み、独自の調査を始めるのだが…。
舞台は1950年代に移動。主人公のルークは、原作では植民地で警官を務め上げて退職した褐色の肌を持つ男性だったが、本作ではナイジェリアから政府職員としてイギリスへやってきた若き黒人男性に変更されるなど、クリスティーの古典作品に現代的で斬新なアプローチが取り入れられている。一方で、クリスティーが好んで使った、巻き込まれ型ミステリーの要素は健在だ。
ルークを演じるのは、米HBOとBBCの共同制作ドラマ 『インダストリー』 のガス役で注目を浴びたデヴィッド・ジョンソン。ルークとともに真相究明に乗り出すブリジェット役に 『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』 のモーフィッド・クラーク、ルークに村での事件を告げる老婦人役に 『ダウントン・アビー』 のペネロープ・ウィルトン、そして殺人事件で妻を亡くしたホートン少佐役に 『シェトランド』 のダグラス・ヘンシュオール。
1954年、政府職員としてナイジェリアからイギリスへやってきたルーク・オビアコ・フィッツウィリアムは、ロンドンに向かう列車の中で老婦人のラヴィニア・ピンカートンと出会う。彼女は自分の村で起きている連続殺人事件を通報するため、ロンドン警視庁に行くと言うのだ。当初は老婦人の話に懐疑的だったルークだが、駅で別れた直後に彼女がひき逃げに遭って亡くなったことで不穏なものを感じ、問題の村に乗り込むことに。独自に調査を始めるが、そこで奇妙な人々と新たな事件に遭遇する。
また、12月ということで毎年恒例の特集「アガサ・クリスティーからのXmasプレゼント」も行われる。前述の『~殺人は容易だ』のほか、定番の『名探偵ポワロ』や『ミス・マープル』シリーズ、一風変わったスピンオフの『アガサ・クリスティー 名探偵ヤルセン』なども一挙放送となるので、この時期は謎の世界にじっくり浸ってみてはいかがだろうか。
●『アガサ・クリスティー殺人は容易だ』(全2話/字幕版)…12月22日(日)16:00より一挙放送
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『ミス・マープル ジョーン・ヒクソン版』
(全22話/字幕版)…12月22日(日)18:20より一挙放送
クリスティー本人が出演を熱望したという逸話のあるジョーン・ヒクソン主演作!
●『アラン・カーの冒険アガサ・クリスティーの世界』(全3話/字幕版)…12月23日(月)22:30より一挙放送
コメディアンのアラン・カーが、クリスティーの文学的生涯を辿る旅番組。ミス・マープルとポワロゆかりの地を訪ね、時代を超えた人気を誇る作品の魅力を解き明かしていく。
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『アガサ・クリスティー ミス・マープル』
シーズン1~6(全23話/二ヵ国語版)…12月24日(火)6:00より一挙放送
ミス・マープルを演じるのはジェラルディン・マクイーワン、ジュリア・マッケンジー。豪華なゲスト陣も必見!
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『名探偵ポワロ』
(全70話/二ヵ国語版)…12月26日(木)6:00より一挙放送
デビッド・スーシェが灰色の脳細胞を持つ名探偵を好演!
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『アガサ・クリスティー 名探偵ヤルセン』
(全8話/字幕版)…12月30日(月)19:15より一挙放送
名探偵ポワロの友人である推理作家アリアドニ・オリヴァが作り出した、名探偵スベン・ヤルセンが主人公。クリスティー史上初のスピンオフドラマシリーズ!
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(海外ドラマNAVI)
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