前回からの続き。私(ヒトミ)は、夫のコウタと小3のタロウ、小1のメイとの4人家族です。同じ市内に住む義両親や、義姉夫婦との関係も良好。とくに義姉のセイコさんとは気が合い、たまに2人だけでお茶をしたりする仲です。そんなある日、私は義姉から「友人の結婚式に着ていく着物を貸してほしい」と言われました。義姉が選んだのは私が亡き祖母から譲り受けた着物。しかし結婚式の日をしばらく過ぎても、返却の連絡がなく……?
着物がなかなか返却されないことに、私は不安になってきてしまいました。すると1ヶ月以上経った頃、ようやく連絡が!義姉の自宅を訪ねてインターホンを押すと、やつれた義姉が出てきました。その覇気のない姿に私は驚きます。
まさか流産していたなんて……。なかなか連絡がなかった理由がようやく理解できました。義姉は泣きながら気持ちを切々と話します。その悲しみが痛いほどに伝わってきて、私は背中をさすってあげることしかできませんでした。
クリーニングに出したと言いながら、なかなか着物を返却してくれない義姉。なぜ連絡がないのだろうと思っていたら、なんと流産していたというのです。きっとそのせいでバタバタしていたのでしょう。
涙ながらに流産のことを話す義姉に、私はただただ寄り添うことしかできませんでした。帰りには義姉も少しスッキリした顔をしていたので、誰かに話すことも大切なのかもしれません。
ところが帰りぎわ、着物のことを聞いたらいきなり「無神経!」と怒鳴られたのです。着物の話を持ち出すタイミングが悪かったのでしょうか……?私はあっけに取られてしまいました。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・渡辺多絵作画・りますけ編集・井伊テレ子
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