2019年に公開され世界中で一大センセーションを巻き起こした映画『ジョーカー』。その2年後を舞台にした続編にして完結編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(通称『ジョーカー2』)が、2024年10月11日(金)に満を持して公開された。その公開から1週間となる本日、本編の冒頭で上映されるアニメーションショート映画のタイトル写真が公開された。また、製作の裏側を垣間見ることができるメイキング写真も併せて公開された。
『ジョーカー2』の前作である『ジョーカー』は、DCコミックスの「バットマン」シリーズに登場する代表的ヴィラン(悪役)・ジョーカーにスポットを当て、その生い立ちや素顔に迫る描写が話題となり、世界66か国で初登場No.1を記録し、日本での観客動員も4週連続No.1となり、世界興行収入は約1500億円(約10億ドル)を超える空前の大ヒットを遂げた。
そして、『ジョーカー2』も今月11日(金)の公開から4日間で興行収入約4.5億円、動員約28万人を記録して、週末公開作品洋画初登場1位を記録するスタートを切った。観る人によって様々な解釈ができる作品として賛否両論が渦巻いており、ある意味では前作以上に物議を醸す問題作として話題となっている。
今回公開されたのは、そんな『ジョーカー2』の冒頭で流れるルーニー・テューンズ風のアニメーションショート映画『Me and My Shadow(俺と俺の影)』のタイトル写真だ。作中では度々テレビモニターにこのアニメーションが映し出されるのだが、これが「今起きていることはジョーカーの妄想なのか、それとも現実なのか?」という ”境界線” を区別するヒントとなるキーなのではないかと、ファンの間でも考察が盛り上がっている。
タイトル写真の中では、快活な笑みをたたえてタイトルロゴにもたれかかり人差し指を立ててポーズを取るジョーカーと、その反対側に描かれる邪悪な笑みを浮かべて手には拳銃を持っている影とが対置されている。それはまさしく、誰かにとっての正義は別の誰かにとっての悪となりうるという善悪の基準を問う、前作から一貫したテーマを示したものでもあり、また、何が本当で何が嘘かわからない虚実ない交ぜとなった語り口そのものを示唆しているとも言えるだろう。
さらに、それと併せて公開されたのが、製作の裏側を映し出すメイキング写真だ。ジョーカーを演じるホアキン・フェニックスや、本作で新たに登場するリーを演じるレディー・ガガらが、トッド・フィリップス監督とディスカッションを重ねる様子を見ることができる。
『ジョーカー2』を観た後にどういう感想を持つか、それはとりもなおさず、本作が映し出す観客自身の影を見つめ直すことになるだろう。前作は観たが本作はまだ観ていないという人は、ぜひ劇場に足を運んでみてほしい。
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