【第1話】から読む。
前回からの続き。私はカスミ(36)。夫のシンジ(36)と娘のカリン(3)、そしてつい最近生まれたばかりの2人目・ヒナノと暮らしています。お祝い金・10万円の行方をきっかけに口座確認をしたところ、出産前後から残高が一気に減っていました。おそらくシンジの趣味であるスニーカー集めに使われてしまった様子。シンジの父親としての自覚のなさにほとほと嫌気がさし、義母に注意してもらいましたが効果なし。呆れた私は親友に協力してもらい、シンジのスニーカーコレクションを全て家から処分しました。はじめは逆ギレしていたシンジでしたが、私が切り出した「離婚」の二文字で様子が変わり……。
大切なコレクションをなくすというちょっと乱暴な行動でしたが、結果的にここまでやったことでシンジが目を覚ましてくれてよかったです。普段なら諦める私がここまで食い下がり、「離婚」という言葉を出してきたことで、さすがのシンジも焦ったようです。
はじめから離婚というワードを切り出せばよかったのかも……とも思いましたが、ずっと曖昧にして乗り切ろうとしてきた私。2人目出産というこのタイミングで背中を押してくれた親友に感謝でいっぱいです。
シンジの全てがガラリと変わったわけではありませんが、努力しようとするシンジと安定している残高を見て、今月もほっとする私なのでした。
あのこと……それは、シンジが大切にしていたスニーカーのコレクションについてです。
シンジには「売った」と言っていましたが、実は親友に相談して、一時的に預けさせてもらっています。シンジが使い込んだお金を戻してくれ、生き方を改めたと思えたタイミングで、手元に戻そうと思っています。
あれだけ逆ギレして非を認めようとしなかったシンジ。実は自身でも、やめられなくなっていたことに危機感をもっていたようです。離婚を切り出されたことで反省してくれたようです。これまでお金に関して強い権限があったシンジでしたが、私に決定権もまわってきてよかったです。義母でも変えられなかったときにはどうなるかと思いましたが、母は強し。子どもたち、そして家庭を守るため、これからは間違っていると感じたときにはちゃんとシンジと戦っていこうと思います。
原案・ママスタコミュニティ脚本・ふみまる作画・ちょもす編集・横内みか
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