10月に入り、関東はやっと秋の気配を感じられるようになってきました。涼しくなってきたこともあり、旅行の計画を立てている方もいるのではないでしょうか?
そんな方に私がおすすめしたいのが、太平洋に面した土佐の国、高知県。真夏は暑くて避けてしまう西日本への旅行ですが、これからの季節はまさにベストシーズン。特に高知県は戻りガツオが旬の時期なので、グルメも楽しめちゃいます。
そこで今回は、マイナビウーマン編集部が高知へ赴き、おすすめのホテルと観光スポットをリサーチしてきました!
■アクセス抜群!高知の街を楽しめるホテルへ
高知龍馬空港からバスで30分ほど揺られると、高知の市街地が見えてきました!今回はアラサー女子旅らしく、「1泊2日で無理なく満喫する」をテーマに回りたいので、ホテルはアクセスの良さとホテル内でアクティビティも楽しめる「OMO7高知 by 星野リゾート(以下「OMO7高知」)」選びました!
2024年6月13日にグランドオープンしたばかりのOMO7高知は、「OMO」という星野リゾートが全国に展開する「テンションあがる『街ナカ』ホテル」の1つです。OMOのうしろにある数字・アイコンはサービスの幅を示していて、今回のOMO“7”高知は、大浴場やビュッフェスタイルの食事も用意されたフルサービスホテルという位置づけです。
OMO7高知のコンセプトは、「こじゃんと楽宴(らくえん) さぁ、夜さ来い!」。
高知の人々は「よう来たねぇ~!」の言葉に代表されるように、もてなしの精神にあふれ、みんなで集まる楽しい宴が大好きなんだとか。そんな高知の街と人の魅力が “こじゃんと”(土佐弁で「たくさん・めいっぱい」の意味)つまった旅を楽しんでほしい、という思いが込められているんだそう。
さらに、「夜さ来い」と書いて「よさこい」と読み、高知を代表する「よさこい祭り」や、楽しい宴を過ごすために「夜においで!」という意味を表現しているそうです。
飛行機に乗って少し疲れてしまった私は、ホテルに着いてさっそく「OMOカフェ&バル」へ。カツオを混ぜ込んだソーセージを乗せた「カツオドッグ(850円)」に、みょうがを丸ごと使った「みょうがネード(650円)」で、一気に高知を感じることができました!
カフェ横にはお土産がずらり。ここでしか手に入らないOMO7高知オリジナルグッズのほか、おすすめの高知土産が並びます。駅や空港でお土産を買う時間がない方も安心ですね!
カフェでほっとひと息ついたところで、チェックインを済ませます。タブレットでセルフチェックインが可能なので、列に並ばなくていいのがありがたいです!ちなみにチェックインまで時間がある場合は、セルフロッカーに荷物を入れて観光に出かけることもできます。
フロント横の滞在着やアメニティーをピックアップしたら、いざお部屋へ。高知の宴会文化「おきゃく」をコンセプトにした客室を中心に、旅のニーズに合わせた8タイプ全133室を用意しています。
4名まで宿泊可能な「うたげスイート」は、畳敷きで小上がりの居間があり、寛げるスペースが広めに確保されています。ベッド下にスーツケースを収納できるスペースがあるので、友達と泊まる時もスペースを気にすることなく過ごすことができますね!
3人なら「うたげセミスイート」がおすすめ。壁一面が窓とウォールアートになっているので、開放感はもちろん高知の街を一望できるんです!横に寝転がれるソファベッドやみんなでわいわい食事を囲めるテーブルがあり、思い思いの過ごし方ができます。土佐犬が宴会を楽しむ様子を描いたウォールアートは、眺めているとすごく癒やされるので必見です!
お部屋で少し休憩したら、高知の街へ出かけましょう!……とは言ったものの、ノープランで来てしまった私。そこで、徒歩圏内のディープな情報が集まる「ご近所マップ」を活用したいと思います。スタッフが自ら足を運んで集めた情報が掲載された、幅3.6メートル、高さ3メートルのマップには、ガイドブックには載っていないディープなお店やご近所のおすすめスポットが紹介されています。
「でも逆にたくさんありすぎて迷う……!」と固まっていたら、OMOレンジャーが声をかけてくれました!用途や希望に合わせてぴったりのお店をおすすめしてくれる頼もしい存在です!
そんなOMOレンジャーに、「高知らしさが感じられる場所に行きたいです!」というざっくりとした希望を伝えた私。それにも関わらず「ここがおすすめです!」と教えてくれたのが「ひろめ市場」。さっそく行ってみることにしました!
■お昼から飲んでOK!高知の人柄を感じられる有名スポット「ひろめ市場」
1998年にオープンした「ひろめ市場」は、鮮魚店や精肉店、雑貨や洋服屋さん、飲食店など、さまざまなお店が集まった大きな屋台村のような施設です。ここではお昼からお酒を楽しむことができるほか、おきゃく(高知では酒宴のこと)を楽しんでいる高知ならではの光景も見られるんだとか。
中へ入ってみると、たくさんのお店が並んでいます!何を食べるか目移りしてしまいますが、平日でも混みあっているひろめ市場では、まずは席を確保するのが最優先。
「ここ、座ってもいいですか?」「どうぞどうぞ!」「どこから来られたんですか?」といった観光客と地元の方もやり取りも見られて、ほっこり。ひろめ市場では、気軽にお酒を酌み交わすことができる雰囲気が漂っていました!
私が購入したのは、OMOレンジャーにおすすめしてもらった「やいろ亭」のシオタタキと「安兵衛」の屋台餃子。
高知名物ということもあり、今回どうしても食べたかったカツオのたたき。その期待を裏切らないほど分厚くてボリュームのあるビジュアルに、食べる前から圧倒されてしまいました……!口に運んでみると、ねっとりとした食感に藁焼きの香ばしい香りが鼻を抜けます。「これを食べるためだけにまた高知に来たい……!」と思うほど絶品でした!
高知では屋台文化が色濃く残っていて、今でも屋台として営業しているお店もあるんだとか。そこではお酒のシメとして屋台の餃子を食べる文化があり、「安兵衛」もそのひとつ。小ぶりで食べやすく、香ばしくパリパリとした生地がやみつきになるおいしさでした!
■外出しなくても楽しめる!「OMO7高知」の夜の過ごし方
ホテルに戻り、今度はOMO7高知のアクティビティに参加します。毎日17:00~17:30に行われている「えいとこ全部わかるがで!土佐のおきゃく講座」では、高知の宴会文化「おきゃく」の魅力をOMOレンジャーに教えてもらうことができます。
おきゃく文化の知識を教えてくれるほか、宴会のお座敷遊び「べく杯」や「菊の花」を体験する時間もあります。どちらの遊びも実際にはお酒を入れて楽しむのですが、この講座では高知県民のソウルドリンクである乳酸菌飲料「リープル」で行うのでご安心を。下戸の私も一気に飲み干すことができました(笑)!
観光も兼ねて街へ繰り出すのもいいですが、夜ご飯くらいはゆっくりしたいもの。OMO7高知では、高知の郷土料理を取り入れた「OMOダイニング」で夕食、朝食ともにビュッフェを楽しむことができます。
料理が⾊鮮やかに並ぶ高知の宴会料理「⽫鉢(さわち)」から着想を得た円形のビュッフェテーブルには、高知の郷土料理と調理法を取り入れた食事が並びます。目の前で藁焼きにしたカツオやローストビーフをいただけるほか、デザートには郷⼟菓⼦の「芋けんぴ」をパフェに好きなだけトッピングしてアレンジできます。
好きなものを好きなだけ選び取って、自分だけの「マイ皿鉢」を作るのがおすすめ。私も自分の食べたいものを詰め込んだ、色鮮やかな皿鉢を作ることができました!
お腹がいっぱいになったら、次はお風呂に入って旅の疲れを癒やしましょう。OMO7高知には土佐の豊かな自然を眺めながら寛げる大浴場「トサノユ」を完備。内湯には高知の工芸品「フラフ」を模した見ごたえのあるタイル壁画が広がるほか、オートロウリュのサウナもあります。
露天風呂の前には庭園が広がっていて、生薬として親しまれてきた薬用植物をはじめとする豊かな土佐の自然を見ることができます。トサミズキ・トサシモツケ・トサノミツバツツジといった代表的な山野草もあり、四季折々の美しい風景を1年中楽しめるこだわりの景観です。
湯上がり処では、柑橘と生姜を使った冷たいドリンクやお茶を楽しむことができるのでお楽しみに!
■迫力満点!毎晩行われる「よさこい楽宴LIVE」
お風呂から上がってリフレッシュしたところで、いよいよあの時間がやって来ました!OMO7高知のメインイベントと言っても過言ではない、「よさこい楽宴LIVE」が始まります!
高知の夏の風物詩と言えば、「よさこい祭り」ですよね。しかし、毎年8月に行われるよさこい祭りのタイミングに高知に行くのは、なかなか難しいもの。そこでOMO7高知では、祭りの熱気と活気を訪れた人に感じてもらうため、スタッフによる「よさこい楽宴LIVE」を毎晩開催しています。
席には鳴子が置いてあり、すでに座っているお客さんがカチカチと鳴子を鳴らしていました。この音を聞くと、「お祭りが始まる!」とテンションが上がりますね!
いよいよライブがスタート。まずは演舞の前に、私たち観客が参加する部分の振り付けを教えてもらいます。
そして始まった演舞は、よさこい祭りの本番さながらの熱気を感じる踊りと、大漁旗をイメージした「フラフ」がはためき、どんどん引き込まれていきました!実はこのライブ、振り付け・楽曲・衣装を含むすべての演出がOMO7高知だけのオリジナルなんだとか。
披露される全3曲の演舞の途中では、先ほど教えてもらった振り付けで観客の私たちも参加します!踊り子さんと観客が一丸となって鳴子をかき鳴らす様子は、迫力満点!全員でつくり上げたすばらしいステージに、初めて鳴子を手にした私も達成感を覚えました。
圧巻のライブを観終わったばかりだと、なかなか寝つけないもの。せっかくの旅行ですし、お部屋で二次会をするのもおすすめです。OMO7高知では、お部屋でお酒を楽しめる「酔っちょれセット」(2名分4,800円)を用意。高知のおきゃく文化を気軽にお部屋で体験できるセットです。
高知でよく食べられている「ちくきゅう」をはじめとした土佐のおつまみのほか、ホテルの裏手にある「安岡酒店」さんが選定した日本酒が2本セットになっています。また、お座敷遊びの「ベく杯」もついてくるので、友達と飲み比べする……なんていう大人な遊びもできちゃいます!
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