「刻むっていうことを知らなくて…」永野竜太郎のおかげで変わった鍋島海良の“ゴルフ脳”

鍋島海良は5ヶ月ぶりの出場で優勝を目指す(撮影:鈴木祥)

「刻むっていうことを知らなくて…」永野竜太郎のおかげで変わった鍋島海良の“ゴルフ脳”

10月18日(金) 7:16

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<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第11戦マイナビカップ(一日競技)◇18日◇南総カントリークラブ 東コース(千葉県)◇6280ヤード・パー72>

2022年の最終戦で優勝経験を持つ鍋島海良(なべしま・かいら)は、5月の「Sky New Try Ladies Cup」以来の出場。これまで地元・熊本県で練習に励んできた。



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「自分から出たいと言って、成績が残せなかったら嫌なんです」と5カ月ぶりの出場になったのには理由があった。成績やファン投票、推薦で出場権を得ることができるマイナビネクストヒロインゴルフツアーだが、「いい成績を出したいけど、そのときに出せるとは限らないから難しい」と消極的になっていた時期も。だがJLPGA最終プロテストを今月末に控えることもあり、「すごくありがたい」と出場を決意した。「優勝目指して頑張りたいです」。しっかりと前を向く。

今大会が行われる南総カントリークラブ東コースは「距離が短い分、バーディをとりたい。パター勝負になるかなと思う」。苦手意識はないが、雨が予想される天候に「ピンチがきたらしのぎたい」と意気込む。

今年のプロテスト第2次予選は、カットライン上のトータル1アンダーで突破。初めて進んだ昨年の最終プロテストでは合格に1打及ばず涙をのんだが、今年は自身の“ゴルフ脳”と向き合ってきた。「今までは刻むっていうことを知らなくて…」。ひたすら飛ばすプレースタイルだったが、今は「頭を使って」プレーすることを心がける。

きっかけは、昨年のプロテストへ向けた練習ラウンドで男子プロ・永野竜太郎と回ったときのことだった。永野が「そこまで打つ必要なくない?」、「この辺でいいんじゃない?」とボールを置く場所などについて指摘。2打目、3打目をラフから打つよりも、多少距離が残ってもフェアウェイから打った方がチャンスにつけられる。「ゴルフを自分で難しくしている」ことに気づかされた。

「私はどちらかというとコツコツタイプ」。ゴルフに限らず、なにごとも習得に時間がかかる方だという。その分、「コツコツやってきているから、今年はいいはず」という自信にもつながっている。「優勝したらまた違う世界が見えそう」。6回目の挑戦となる最終プロテストを前に弾みをつけたい。(文・小池文子)


<ゴルフ情報ALBA Net>
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