10月18日(金) 14:15
チャイボラは、子ども虐待防止月間である11月に合わせて、「つなげようオレンジリボンin 東京タワー&メタバース2024」を、11月23日(土)に初開催する。
孤育てを解消し、パパ・ママを応援する大型イベントだ。
メタバース空間と連動
「つなげようオレンジリボンin 東京タワー&メタバース2024」では、シンボリックな東京タワーを拠点として、メタバース空間と連動したオレンジリボン運動を展開。児童虐待の現状と、児童養護施設等の社会的養護の役割について周知することを目的としたイベントで、孤育てに対する支援の輪拡大も呼び掛ける。
また、メタバース空間と連動することで、誰でも参加できる環境を提供し、若年層・遠方の人への情報発信や、遠方の施設のこどもたちへの接点創出も目指していく。メタバース空間は、11月23日(土)~30日(土)で開放予定だ。
社会的養護施設関連の支援を行うチャイボラは、児童養護施設含む社会的養護施設の職員確保と定着を支援する、国内で唯一の団体。
こども家庭庁「令和6年度社会的養護魅力発信等事業」に採択されており、現在は全国の1/3以上の施設をサポートしている。
主な活動内容は、社会的養護総合情報サイト「チャボナビ」の運営、施設見学会の企画運営、大学・短大・専門学校への出張授業、施設職員の定着を目的とした研修の運営等。
業界内の先駆的な取り組みを積極的に行っており、全国の施設をオンライン上で見学できる「見学フェア」や、メタバース上での交流イベントなども実施している。
今回のイベント出演者と内容の例を紹介しよう。
LIVEパフォーマンスを披露
1つめは、インスタグラマー・ママ界のエンターテイナー・バブリーたまみさんと、チャイボラ代表の大山遥さんとの対談。
バブリーたまみさんのSNS総フォロワー20万人。
8歳の時に母親が失踪、父子家庭で育つ。その経験を通し、「ママである自分自身を犠牲にしすぎる育児はやめよう」「ママである自分をまずは大事にしよう」というメッセージを、歌やパフォーマンス、SNSなどを通じて、日本中のママ達に伝える活動を行っている。
そんなバブリーたまみさんと、新米ママである大山さんが、子育てについてトークする。また日々奮闘するパパ・ママを応援するLIVEパフォーマンスを披露する予定だ。
子育てのラジオの出演者
2つめは、ポッドキャスト番組・子育てのラジオ「Teacher Teacher」に出演、無料のフリースクール運営している秋山仁志さん、福田遼さんの2人と、児童養護施設出身者の山内ゆなさんとの対談。
ちなみに「子育てのラジオ『Teacher Teacher』」は「第5回JAPAN PODCAST AWARDS」にて大賞と教養部門最優秀賞をW受賞している。
対談では、こどもがポジティブになる声掛けなど、こどもとの関わり方について取り上げる。
社会的養護施設の現場からの声3つめは、児童養護施設「星美ホーム」副施設長である立入聡さんと、チャイボラ代表の大山遥さんとの対談。
社会的養護施設の現場では、情報発信不足などに起因する様々な偏見や誤解で、圧倒的な人材不足が生じているという。
子どもたちとの温かい日常や、真剣に向き合う中で感じる苦労や葛藤などに触れ、子どもたちの人生に寄り添う魅力ある職業であることを発信。
また、ショートステイ事業など、あまり知られていない、施設が行う地域への子育てサポートなども紹介する。
まだまだ児童養護施設や社会的養護施設への理解が、世間に浸透しているとは言えない日本社会。
この機会に見聞を広げ、より広い視野をもつきっかけになるかもしれない。
■「つなげようオレンジリボンin 東京タワー&メタバース 2024」概要
開催日時:11月23日(土)
※メタバース空間は11月23日(土)~30日(土)で開放予定
開催場所:東京タワー
住所:東京都港区芝公園4丁目2−8
チャイボラ公式HP:https://chaibora.org
社会的養護 総合情報サイト「チャボナビ」:https://chabonavi.jp/
(鈴木 京)