【第1話】から読む。
前回からの続き。私はヒカリです。夫のケンイチ、小1の娘モカと一緒に3人で暮らしています。モカの運動会がおこなわれることになり、私たち夫婦はカメラを片手に気合い十分。しかしケンイチは、勝手に義母も呼んでいました。呼んだのはいいのですが、終始楽しくなさそうな義母に私はイライラがおさまりません。帰宅してからケンイチにも話してみることにしました。するとケンイチからは意外な反応が。どうやらケンイチは義母の気持ちを聞いてきたそうなのです。
ケンイチが義母との会話について話し始めました。
義母は「私……怖いのよ」と自分の気持ちを話し始めたのだそう。
義母の話では、知り合いの方は孫に会いたいあまり毎日おしかけては頼まれてもいないのにお世話をしたり、自分好みの服に着替えさせたり、かなり好き勝手に振る舞っていたようです……。
知り合いの嫁姑関係は悪化し、今では絶縁状態なのだとか……。
あんなにモカに無関心だと思っていた義母でしたが、実はその反対で溺愛してくれていたようなのです。大切な孫だからこそ、距離を詰めすぎて疎遠にならないよう気をつけていたのでしょう。
ケンイチからの話を聞いてビックリ。義母はモカのことが大好きだったのです。「お嫁さんやお孫さんとの距離を詰めすぎて、絶縁されてしまった」と話す知人を見て感情を抑えつづけていたなんて、なんだか申し訳ない気持ちになってしまいました。
あのそっけない態度がモカのことを好きだったからこそとわかって安心しましたが、義母にそんな心配は必要ないとどう切り出せばいいのでしょうか。いきなり「次から自然に」というのも難しいでしょうし、いいタイミングを探そうと思います。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・motte作画・まゆか!編集・横内みか
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