子どもが甘えてくると、ママも嬉しく感じるものでしょう。でもそれが過度になってくると、少し心配になってしまう場合もあるようですね。ママスタコミュニティのあるママから、こんな質問がありました。
『7歳の娘が、「私をギュッとして」と言うし、座っていても「くっついて」と言う。それが最近激しい気がする。弟ばかり!寂しい!という気持ちなのかな?愛情が足りていないのかな?と考えることもある。こういう経験のある方、どう対応していた?いつまで続く?』
7歳の娘さんがママにべったりなのだそう。抱きしめてほしい、そばにいてほしいと言われるのはママとしても嬉しいでしょうが、あまりにも甘えが強いと、愛情が足りていないのかなと不安になってしまうことも。子どもの性格によっても違うでしょうが、甘える理由が何かあるのかもしれません。他のママたちからも意見が寄せられました。
不安な気持ちから甘えているのかも
『何か不安があるのかもしれないね。7歳だと、低学年でしょ?』
『うちの娘も小さい頃からよく抱きつきにきていたよ。大学受験前は後ろからペタッとくっついてきていた。私が精神安定剤だったみたい。大学入学後はピタッとやんだわ』
娘さんは学校や友達関係で、何か心配事があるのかもしれませんね。不安な気持ちがあるために、ママにくっついて安心したいのでは?との意見もあります。あるママの場合も、大学受験を迎えるお子さんがママに甘えるようにしていたそう。子どもにとって母親は心の安定剤のようで、そばにいると安心できるのでしょう。
『いつも満たされている子なんていないよ。満ちたり欠けたりして、そのときどきで離れたり近づいたり。投稿者さんが娘さんをしっかり見ていて、ストレスなのかな?寂しいのかな?と寄り添っているのだから、不安に思わなくても大丈夫だよ』
子どもが親からの愛情に満たされていて、生活に不安が全くない状況を作るのは難しいかもしれせん。心は揺れ動くものですから、愛情を感じているときもあれば、不安になってしまうこともあるでしょう。投稿者さんは自分の愛情不足を懸念していますが、子どもの様子をしっかりと見ていて心配しているくらいですから、あまり心を痛めなくてもよさそうですね。
今は甘えたい時期。成長すれば自然と離れていくもの
『満たされていないから、ママに甘えると言われても納得できない。投稿者さんが愛情不足ということはないと思う。まだまだ甘えたい年頃だと思う』
子どもがママに甘えるのは、年齢も関係しているかもしれません。お子さんはまだ7歳ですから、生活のなかでのちょっとした不安などもあることでしょう。また弟がいてママを取られてしまうという気持ちもあれば、余計に甘えたいのではないでしょうか。
『ギュッてしてあげて。高学年になればびっくりするほど変わるから』
『子どもが望む限りいくらでもしてあげて。中学生になるとパタッとこなくなるよ』
投稿者さんは子どもがこのままずっと甘えてくるのではないかと心配になっている様子ですが、成長に合わせて関わり方は変化するようです。小学校高学年や中学生になれば思春期を迎えるようになり、少しずつ親との距離ができる子も多くなってきますね。子どもから抱きしめてほしいと言うのは、実はあと少しの期間かもしれません。それまで思う存分甘えさせてはいかがでしょう。
いくつになっても安心できる拠り所
『いつまでも充電(抱きしめ)するよ!と思っていたら?お母さんだけから充電していたのが、そのうち友だちや彼氏や元気をくれる人たちが増えていく。でも結婚しても、私はお母さんと話すと今でも癒されるかな』
子どもがママに抱きしめてほしいと言ったり、くっついてきたりするのは、心のどこかに不安を抱えていることも理由の一つかもしれません。でもそれだけでなく、母親という優しくてあたたかい存在を頼っているのかもしれませんね。この先思春期を迎えると、子どもが心の安定を求めるのは親から友達や彼氏などに変わっていくものでしょう。一つの成長過程と考えれば、理解できるのではないでしょうか。
ただ親子である以上、結婚をして家庭を持っても、母親は心の拠り所、安定剤になることもあるでしょう。抱きしめて!と直接は言わないかもしれませんが、話すだけでエネルギーをもらったり、不安が解消されたりすることもありますね。この先親子のスキンシップや関わりの形は変わってきますが、いつでも心を許せて甘えられる親でいることが大切なのかもしれませんね。
文・こもも編集・有村実歩イラスト・猫田カヨ
【関連記事】
<不登校のくせに!>姉がわたしの娘に説教?激怒した夫「ふざけんなッ」トラブル勃発【第1話まんが】
<賛否両論>親が子どもに寄り添いすぎると、メンタルが弱くて何もできない子になる?今回の結論は
よその保護者にまとわりつく子は愛情不足?それとも愛情は関係ない?どんな対応がいいの?