【写真】セレモニー出演の心境を語る木村拓哉
木村拓哉が、10月17日に都内で行われた「ミシュランガイドセレモニー TOKYO 2025」に、玉森裕太と共に登壇。「ミシュランガイド TOKYO 2025」の三つ星掲載店の発表とプレゼンターを務めた。同セレモニーでは星、ビブグルマンの掲載店のほか、サステナブル・ガストロノミーに注力する飲食店・レストランにフォーカスする「ミシュラングリーンスター」掲載店や、自身の仕事やキャリアが手本となるシェフに授与される「メンターシェフアワード」、おもてなしに優れたスタッフに授与される「サービスアワード」を発表。さらに、今年から新設されたワインの専門知識やサービス技術に優れたソムリエを表彰する「ソムリエアワード」も表彰された。
■実際のミシュランガイドセレモニーに感激「自分が携わることができることに本当に驚いております」
「ミシュランガイド」の三つ星を目指すレストランを舞台にしたドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)でシェフ・尾花夏樹を演じた縁で今回スペシャルゲストとして登壇した木村。「作品に携わることによって、実際に『ミシュラン』の発表会に参加できるとは思っていなかったので、ドラマの中では僕はステージの上には関わらなかった人間なのですが、今日は役を離れて“木村”として参加させていただこうと思っています」とあいさつした。
さらに三つ星掲載店の発表について「ドラマをやらせていただきまして、役というかたちを借りた上での理解ではあったのですが、自分なりに緊張と重圧と責任を感じて、非常に価値のある瞬間に今回自分が携わることができることに本当に驚いております。しっかり役目を果たせるよう、気持ちを入れて(掲載店の店名を)読み上げさせていただこうと思います」と気合いを覗かせる。
一方、玉森は「ドラマでは『ミシュランガイドセレモニー』のシーンを演じさせていただいたのですが、実際にこの場に立たせていただくとすごく緊張感があって僕自身も緊張しておりますが、よろしくお願いします」と述懐した。
■役の思いがオーバーラップして感情的に
また、12月29日(日)に放送されるスペシャルドラマ「グランメゾン東京」について木村は「世界的なパンデミック、コロナ禍という時間を過ごした『グランメゾン東京』を描きます。フィクションなのですが、実際にお客様に向き合っている本業の方たちに、そこ(飲食店が一番苦しかったコロナ禍)を無視して作るのは嫌だなという思いが制作現場にあったので、あのパンデミックを『グランメゾン東京』がどのように過ごして、どのようなお店になっていったか。その店に対して尾花夏樹はどう思ったのかというストーリーになっております」と告白。
対して、玉森は「窪田正孝さん演じる湯浅というキャラクターが今回新たに登場するんですけど、僕演じる平古祥平と先輩後輩という関係性がある中で、料理対決をするシーンというのも『グランメゾン東京』ならではの一つの魅力ではないのかなと思うので、注目していただけたらと思います」と語った。
セレモニー後、玉森は「シェフの皆さまを直接お祝いできたこと、このような貴重な体験をさせていただいたこと、本当に感謝しております」と振り返り、木村は「皆さんのお店の屋号を言わせていただくたびに背筋が非常に伸びましたし、三つ星の盾を皆さんにお渡しする前に持たせていただくたびに感情的になってしまいそうな自分がいました」と自分の感情を深掘りする。
木村は「『自分がやらせていただいた尾花という男は、この盾を目指して、目指して、目指して、あがきまくって、届かなかったんだな』とすごく込み上げてくるものがありました。授与されたシェフコートに腕を通されて盾を持たれる皆さんの器の大きさというか迫力を感じ取ることができて、お料理を何もいただいていないのに、皆さんの人柄、真剣さをすごく感じ取れたなと思っています。本当に貴重な場に参加させていただいて感謝します。皆さん、おめでとうございます」と役柄で得た経験をからめつつ、改めて受賞店に祝福を述べた。
◆取材・文=原田健
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