10月17日(木) 9:00
<BMW女子選手権事前情報◇16日◇ソウォンヒルズ at ソウォンバレーCC(韓国)◇6666ヤード・パー72>
先週、中国で行われた「ビュイックLPGA上海」に続き、アジアシリーズ2試合目に臨む西村優菜。大会を中継するWOWOWの開幕前インタビューでは、「初めての韓国。去年、出られなかったので楽しみです」と笑顔を見せた。
夏場から6試合連続予選落ちと苦しい時期も過ごしたが、7戦ぶりに決勝ラウンドに進んだ9月末の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」では12位になるなど、浮上の兆しもうかがわせている。中国では72位という結果だったが、「好き。ホテルの周りにもちょこちょこあるので楽しみ」という韓国料理もパワー源に、上位を目指していく。
ただ、今週のコースでは“心配ごと”も。「総距離自体は長くないけど、すごく長い印象。縦距離が出なくて、その分長く感じる。今朝も霧が出て飛ばず長かったですね」。セカンドでいつも以上に長いクラブを握らされる場面も多く、そのうえパー4でも2打目でグリーンまで届かないホールもある。だが「(考え方を)パー5として切り替える。アイアンで打てる数ホールでチャンスにつけることが大事」と、割り切っていく。
現在、ポイントランキングは67位。来年のシード権を得られる80位以内はクリアできそうだが、勝てば年間女王戴冠となるシーズン最終戦出場のボーダーライン“60位以内”には届いていない状況だ。今週も含め、そこまでの5試合で滑り込むためにも、ここでしっかりポイントを稼いでおきたい。
「縦(距離)で悩んでいるけど、あまり気にせずにいこうと思いながらラウンドしていました。スイングの感じは悪くない。ターゲットを決めて、打ち切れれば」。ここから追い込みをかけたい。