前回からの続き。私はカヨです。夫と娘のホマレと暮らしています。早いものでホマレもこの春、中学に入学しました。けれど私にはひとつ心配ごとが。実はホマレは学校でどの女子グループにも入っていないようなのです。そのせいで都合良く扱われてしまい、お友だちが他の子を優先してホマレとの約束をドタキャンすることも……。本人は明るく笑っているけれど、きっとものすごく傷ついているはず。そのたび私は必死で励ましの言葉をかけていたのでした。
私はある日、思い切って夫に相談してみることにしました。周りの子たちがホマレよりも他の友だちを優先すること、それは特定の女子グループに入っていないせいだということ……。しかし夫には女子特有の人間関係があまりピンとこないようです。
「普通は女の子ってグループを作るものなんだよ」そう訴えましたが、夫は私が発した「普通」という言葉に引っかかったようです。「それはカヨの考える『普通』でしょ?ホマレにとっては違うかもしれないよ」私は一瞬、黙り込んでしまいます。
友だちから都合よく扱われているように見えるホマレ。本人はカラッと笑い飛ばしているように見えますが、やはり心配しかないのです。夫に相談したものの、いまいち切迫感が伝わらないのか「そうやって人間関係を学んでいくもの」と悠長な言葉を返されてしまいました。
私の中学生時代の楽しい思い出は、仲の良い女子グループがあったからこそ。ホマレみたいにどこにも入らないなんて考えられないことです。けれど私をこれ以上心配させたくなくて、悩みを打ち明けられないのかもしれません。夫がうまくホマレの本音を聞き出してくれるといいなと思います。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・motte作画・なかやまねこ編集・井伊テレ子
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