1994年の大ヒットアクション映画「スピード」が公開30周年を迎え、メガホンをとったヤン・デ・ボン監督、主演のキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが、米ロサンゼルスで開催されたジャンル映画の映画祭ビヨンド・フェスタでトークショーを行った。
「スピード」は、減速すると爆発する爆弾を仕掛けられたバスを救うため、SWAT隊員ジャック(リーブス)と乗客の1人アニー(ブロック)が協力しながら危機に立ち向かうノンストップアクション。劇中には綿密に計画されたスタントが盛り込まれていたが、IndieWireによれば、あるシーンは出演者たちにとってリアルすぎたようだ。
「バスで路上にあるすべての車を押しつぶしていくシーンを撮った日のことを覚えているかい?あれは、事前の説明不足だったよね」とリーブス。「みんなバスに乗っていて、サンディエゴかどこかを走っていた。海沿いを走っていたら、突然、本当に車に衝突したんだ。ドーン!ドーン!って。バスに乗っていたみんなはパニックになって、叫んでいたね」と撮影時のエピソードを披露した。
ブロックは、撮影のためにバスの運転免許を取得したものの、撮影では実際に運転しなかったことを告白。「私がバスのハンドルを握っているのに、誰かがバス後部の屋根から運転していたのは楽しかった。 誰かの運転で、私はヤン・デ・ボンがぶつけたいと思ったものにぶつかっていくんだから」と振り返った。
続編の可能性を問われると、ブロックは「全員が相当な努力をしないとね。今の業界があれだけのことを、勇気をもって実行に移し、許容してくれるのか私にはわからない。そんなことないのかもしれないけれど。わたしには、観客を満足させるために何をすればいいかわからないわ」とコメントした。
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