フロリダを直撃したハリケーン“ミルトン”ゴルフコースの被害状況は?

ハリケーン、“ミルトン”は多くのゴルフ場にも被害をもたらした(撮影:GettyImages)

フロリダを直撃したハリケーン“ミルトン”ゴルフコースの被害状況は?

10月15日(火) 11:30

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先週、カテゴリー3の強い勢力で米フロリダ半島を横断したハリケーン、“ミルトン”。今もなお40万世帯以上で停電が続いていると伝えられている中、ゴルフコースの被害状況が少しずつ明らかになってきた。



日本オープンでも倒木被害【写真】


米国女子ツアー最後の2戦はともにフロリダ州で開催される。アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)がホストを務める「ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン」の会場となるペリカンGCはフロリダ半島の西海岸ベレアに位置し、まさに“ミルトン”が勢力を保って直撃した場所。開催も危ぶまれる状況ではあったが14日、ペリカンGCが「復旧は11月の開催に間に合う」と声明を発表した。

ペリカンGCは「激しい雨と風、洪水に見舞われたが、クラブ施設は非常にうまくこの状況に対応できた。我々のグランドディレクターとチームが現在懸命に清掃作業に取り組んでいる」とした。同大会は11月14~17日、シーズン最終戦の前週に開催される。その最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」(11月21~24日)は同じフロリダ州の西海岸、ネープルズのティブロンGCで開催。ミルトンの進路よりは南側で難を逃れた。またミルトン上陸直後の10月15~18日、同じくフロリダ半島西海岸のベニスのプランテーションG&CCで開催が予定されていたQシリーズの2次予選会は、ミルトンの暴風域南側であったが、1週間遅れの10月22~25日で行われる。

一方、ミルトンはフロリダ半島を横断したため内陸部のオーランド地域も洪水などの甚大な被害をもたらせ、ゴルフコース、ゴルフビジネスにも大きな影響となっている。

毎年3月に米国男子ツアーのアーノルド・パーマー招待が開催されるベイヒル・クラブ&ロッジは閉鎖中で、6番パー5、17番パー3の池が浸水し、現在は水が引くのを待っている状態だという。またクラブハウスも倒木により被害を受けており、来月に9ホールの再開を目指している。

また同じく米国男子ツアーの「バルスパー選手権」の開催コース、イニスブロックは直撃したタンパの街の西側に位置し、メキシコ湾に近い。同コースのホームページによるとクラブハウスが一部再開、4コースある中で一部が再開したが大会を開催するコッパーヘッドコースは閉鎖中で再開のスケジュールは発表されていない。

“ミルトン”はフロリダ半島の多くのゴルフコースに爪痕を残し、完全復旧には多くの時間が必要となる。(文・武川玲子=米国在住)


<ゴルフ情報ALBA Net>
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