ペルー政府観光庁は9月19日、メディアセミナーを開催し、在日ペルー大使館のフェルナンド・アルバレダ商務参事官がペルーの今とこれからについて、インタビューに応じた。
ー日本からペルーへの旅行者の属性や特徴は
スペイン語圏ということもあり、日本人旅行者はガイドが必要なことが多く、そのためツアーが好まれます。もともと年配層多いのですが、最近は若者や高所得者も増えています。
ーコロナ前後の日本や各国の観光客数のトレンドは
2019年の年間観光客数は430万人を超えていましたが、昨年は250万人ほどです。日本人観光客数は2019年に4万人を超え、昨年は1.1万人ほどでしたが、今年は8月までですでに1.3万人を超えており、回復傾向にあります。コロナ後、FITの割合が2割から4割程度に拡大しているのも特徴的です。
ー今後どのような方にペルーを楽しんでもらいたいですか
ペルーはマチュピチュやナスカの地上絵などが想起されがちですが、その他にも多くの遺跡があり、世界遺産は13箇所登録されていますので5,000年を超える歴史を楽しんでもらえます。
また、高所得者層も増えており、ラグジュアリー専門の旅行会社があるので、そういったツアーも歓迎します。ともに長期間ペルーを楽しんでほしいです。
さらに、来年の大阪・関西万博に出展する予定です。歴史だけでなく、生物多様性や農業などについて、VRなどの体験型コンテンツでペルーの未来をお見せします。300平米の大型パビリオンで皆様をお待ちしていますので、是非ご来場いただいてペルーを感じてもらいたいです。