子どもが受験生になると、ママもなんだかソワソワしてしまうものですね。とくに子どもがママが思うように勉強をしてくれないと、苛立ちもありますし、心配になってしまいます。ママスタコミュニティのあるママも、受験生の息子さんのことで悩んでいるようです。
『中学3年生で受験生の息子と最近よくぶつかるようになりました。「勉強しなさい!」「〇〇しなさい!」最近こればかり。言いたくないけれど、試行錯誤しても全く改善されません。子どもも15歳になるし、もちろん人権だってあるけれど、やるべきことから目を背けて「自由が欲しい!」は違うでしょ?となる。これが思春期なのも反抗期なのも仕方ないと思う反面、息子が人生の分岐点に立っている今、受験や卒業までの時間を無駄にしてほしくない。みなさんはどうやって乗り切りましたか?』
子どもに勉強をするように言っても、なかなか机に向かわないのでしょう。あまり何度も言ってしまうと、「自由が欲しい」と言われてしまうそう。親からすれば、「自由」はやるべきことをしてからの話と思ってしまうのですが、受験生である息子さんにはなかなか届かないことかもしれません。受験生に接してきたママたちは、このような状況をどう乗り越えてきたのでしょうか。
自由を得るには前提がある。ママも激怒
『「自由が欲しい!」は、うちの息子にも言われたな。「息抜きをする権利もないのか」とも。そこで私がブチ切れて「自由には責任が、権利には義務が伴うものだ。やることをやってからものを言え」と怒鳴った』
投稿者さんと同じことを子どもから言われたママは、思わず怒鳴ってしまったそう。子どもが求める“自由”に理解をしつつも、「やるべきことをしてから」という前提があることは伝えたいですよね。その場の雰囲気や子どもの言い方にもよるでしょうが、ママも我慢ができないことはあるようです。
投稿者さん自身ができることは?
勉強の仕方を教える
『勉強しなさい!ではなくて、英単語30個覚えよう!漢字30個覚えよう!とか具体的に指示を出すとかね。勉強の仕方はわかっているのかな?』
子どもがなかなか勉強をしないのは、何をどうすればよいのかがわからないからかもしれません。受験までにすべきことや、そのスケジュールが把握できていないと、どれから手をつけたらよいのかもわからず子どもも困惑してしまうでしょう。そこでまずは勉強の仕方から教えてみてはいかがでしょう。具体的に覚えることやその範囲を支持するのもよさそうですね。問題集などを活用しながらノルマのようなものを決めていくと、子どもも勉強がしやすくなる場合もあるのでしょう。
投稿者さんも一緒に勉強する
『後ろ姿見せるではないけれど、投稿者さんも勉強してみたら?』
子どもが勉強をしているとき、投稿者さんも勉強をするという方法も。子どもからすれば、自分が勉強をしているときに、親がテレビやスマホを見て楽しんでいたら、なんだか嫌な気持ちになってしまうものですよね。やる気も削がれてしまうかもしれません。でも一緒に勉強をすれば、子どもも親の姿を見て頑張ろうと思うのではないでしょうか。まずは親が勉強する姿勢を見せることが、やる気に繋がる可能性はじゅうぶんにあります。
将来のことを考えるように伝える
『将来、何になりたい(どんな仕事をしたいとか)というのがあるかないかでも違うけれど、うちは常に「これしか選べないより、たくさんのなかから選べるようになるといいよ。でも、そのためには努力が必要だけれどね」と言っていた』
中学3年生は、まだ将来どんな仕事をしたいのか、具体的にはわからないかもしれません。はっきりとした目標がないので、余計に勉強に身が入らないとも言えますが、逆に今の時点でたくさんの選択肢を持つためには、努力が必要と伝えることもできるのでしょう。例えば今からきちんと勉強をしておけば、自分が望む大学に進学できたり、資格を取れたりするかもしれません。そうすれば、希望する職業について、夢を叶えることもできそうですね。少し先の話にはなりますが、将来のビジョンを考えさせるのも大切になってきそうです。
構わないでいるのも親としてできることの1つかも
『イライラするし、いろいろ言いたくなるのはすごくわかる!でも、とにかく放っておけばいい。今は何言っても本人には届かないと思う。周りが受験モードに入ってきたら、それにつられて勉強するようになるから心配しなくていいよ!大丈夫!』
同じクラスの人や友達も受験生ですから、その子たちから影響を受けて勉強するようになるケースもあるようです。友達が受験を意識して勉強をすれば、成績も上がってくるでしょう。でも自分は変わらない、むしろ下がっているとなれば、焦って勉強をするのではないでしょうか。そこまで放置するのは親としても辛いですし我慢の日々になりますが、子どもが気づいて自分から机に向かうようにしないと、本当の意味での勉強にはならないのかもしれません。
『わかる!うちも全く同じです。「自由にしてくれ」と言われたので、口を出す回数を減らしたら、少しは穏やかになりました。しかも、口出しをしないほうが勉強することもわかり、グッと堪えています。お互い頑張りましょう!』
勉強をしなさい!とつい口を出したくなりますが、我慢をしたほうが子どものやる気を引き出せることも多々あるようです。子どもなりにやるべきことを考えて着々とこなしていくようになり、気づいたら勉強が習慣になっているのかもしれませんね。受験生を抱えるママたちの苦悩は続きそうですが、子どもから離れて見守るのも親として大切なことになってきそうです。もちろん子どもの性格や今の成績によって異なりますから、子どもの様子を観察しながら最善の策を取れるとよいですね。
文・こもも編集・みやびイラスト・Ponko
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