西郷真央は米ツアー初Vならずショット好調も「ツキがなかったです」

西郷真央は米ツアー初Vならず(撮影:GettyImages)

西郷真央は米ツアー初Vならずショット好調も「ツキがなかったです」

10月14日(月) 9:00

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<ビュイックLPGA上海最終日◇13日◇チージョン・ガーデンGC(中国)◇6672ヤード・パー72>

米国女子ツアー初優勝に向けて、単独トップで出た西郷真央であったが2バーディ・1ボギーの「71」と伸ばしきれずトータル19アンダー・2位タイ。地元のイン・ルオニン(中国)に逆転負けを許した。



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スタートホールでは、2打目をピン右奥約6メートルにつけると、バーディパットはわずかにショート。2パットでパー発進。対してバーディ発進を決めたインにすぐさま並ばれる展開となった。

2番のパー3ではベタピンにつけるも、ここでもバーディパットを決めきれない。以降はパーを並べ7番ではアプローチを寄せきれず2パットのボギー。続く8番でバウンスバック、前半はイーブンパーとした。

後半に入るとインが猛チャージを見せ、6つのバーディを奪い一気に西郷らを突き放しにいった。対する西郷はついて行くことができず、17番パー5では意地のバーディを見せたものの、その差はあまりにも大きかった。

試合を終え、大会を中継するWOWOWのインタビューに応じた西郷は、「とにかく自分のプレーに集中することを心がけていました。特別な気持ちで挑んだわけではないです。自分の思ったプレーができなかったのが悔しいです」と唇を噛んだ。

初めての最終日最終組、経験したことのない雰囲気の中スタートしていったが「そんなに緊張することはなかった」と気負わずいつも通りであった。ただ「思った通りのショットが数えるくらいしかなかったですし、出だしでパットを外してしまったのがすべてだと思います」と序盤のバーディチャンスをモノにできなかったことを特に悔やんだ。

さらに、フェアウェイキープ、パーオンともに2ホールしか外しておらずショットの精度も悪くない中でのラウンドであったが“運”に見放された部分もあると話す。「フェアウェイに置いてもなかなか気持ちよく振れる距離に残せなかったりとか、ビトゥイーン(の距離)が多かったので、ちょっとしたツキもなかったです。フルショットが残る距離で(チャンスにつけた)バーディパットを決めきれなかった。運をつかめなかったところもあると思います」

さらに、最終組で回ったインとキム・セヨン(韓国)はメジャーチャンピオン。「勝負強いと思います。決めるべきところでちゃんと決めるので、自分もそういった強い選手になれるように頑張りたいと思います」。ルーキーにとってまさに強敵。そんな二人を相手に戦う難しさも経験した一日となった。

米ツアー初優勝はお預けとなったが、今後に期待が持てる好成績。「ショットの精度を落とさないように最終戦まで持って行きたいですし、課題であるショートゲームでスコアメークできるように頑張りたいです」。ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)レースでも首位を走る西郷の初優勝はそう遠くないと感じさせる一戦であった。


<ゴルフ情報ALBA Net>
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