しゅんしゅんクリニックP&宮本里歩夫妻「お互いの体のことに興味を持つべき」 “フェムケア”との向き合い方

しゅんしゅんクリニックP&宮本里歩夫妻「お互いの体のことに興味を持つべき」 “フェムケア”との向き合い方

10月14日(月) 19:00

提供:
「吉本坂46」のメンバーを経て2020年に結婚した、しゅんしゅんクリニックPさんと宮本里歩さん。フェムケアについて普段からどのように向き合っているのかを聞いてみました。
生理や妊活について話せる時代になってきた。

写真右・しゅんしゅんクリニックPさん、左・宮本里歩さん

――しゅんしゅんクリニックP(以下、しゅんP)さんは医師免許をお持ちですが、普段からご夫婦で女性の体のことやフェムケアについての話はされていますか?

里歩:常に話しているわけではないけど、そもそも付き合う前から、女性特有の悩みの相談にのってもらっていて。「ピルって本当に太るの?」とか。

しゅんP:医者というのもあって、ほかの芸人からもよく相談を受けていたし、女性の悩みに対しても抵抗がなかったと思います。

里歩:人前であまりスキンシップを取るのが好きではないような私に対して、しゅんさんは「一緒にカフェに行こうよ」とか私よりも女子力が高くて(笑)。だから話しやすかったんですよね。私はPMSや生理痛がしんどいタイプなので今も「今日生理始まったんだ」とか、「生理前だから頭痛もあるしイライラするけど大目に見てな」って普通に言っています。

――男性側としてはいかがですか。

しゅんP:理解するように頑張ってはいるつもりですが、できていないところもあるんだろうなと思っています。でもそうやって話してくれたほうが全然いいです。

――しゅんPさんはYouTubeで、産婦人科医と共にPMSや生理についての発信もされていますね。そのきっかけは?

しゅんP:そういう発信をする人が増えてきたのと、医者として生理のことなどについて知らないことは恥ずかしい、知りたいと思い、産婦人科医の方に教えていただくスタンスで始めました。ホルモンや病気の名前は知っていても、例えば、生理痛の具体的な痛みの度合いや経血の量など、知らないことが多くてびっくりです。

――芸人仲間ともそういう話を?

里歩:この前、芸人仲間と妊活について話したんだよね?

しゅんP:楽屋で、男性芸人3人ぐらいで。そういう話は全然普通にするし、悩みは男女関係なく共有したほうがいいと思います。

――里歩さんから教わることも?

しゅんP:はい。生理痛ってこのぐらい痛いとか、こういうふうに悩んでいるんだなど、初めて聞くことばかりで全部新鮮でした。

里歩:まあ私が一方的に「しんどい、痛い」って言ったりしているんですが(笑)。でも前に、生理の時にナプキンを替える回数を男性は1日に1~2回だと思っているというのを何かで見たという話をしたら、しゅんさんもそう思っていて。そんなわけないやろ、って。そうやって日々教えています(笑)。

しゅんP:でもこの10年とかで自分の気持ちも世の中も全然変わった気がしていて。前よりも自然に話しやすくなったと思います。

里歩:本当は義務教育の時点で、男性の体や女性の体について別々に教えるのではなく、一緒に話し合えたらいいですよね。

――出産は和痛分娩でされたとか。

里歩:痛みに恐怖を抱いていたので、最初から無痛分娩じゃないと出産したくないって決めていて。でも実際は陣痛の感覚をすべてなくしてしまうと出産に時間がかかり、赤ちゃんにも負担になると聞いて和痛分娩になりました。

しゅんP:僕も痛みは少ないほうがいいと思っていたので賛成で。

里歩:でも、その前に妊娠中のつわりがひどくて、3~4か月寝たきりにもなったんです。こんなにしんどいのに、病気じゃないから寝ることしかできないなんて…と精神的にもやられました。だからとにかく甘やかしてほしくて、ある時しゅんさんに「シャインマスカット食べたい」って言ったら、値段が3種類ある中で中ぐらいのものを買ってきて。やっと食べられそうなのに、一番高いのじゃないの?って怒りました(笑)。

しゅんP:高すぎず安すぎずの日本人的発想で選んだのかな(笑)。でも男性は最初から、一番高いのって言ってもらわないとわからないところもあるかも。ある時、里歩やほかの男性芸人と妊活の話になって。「妊活期間はどのぐらいかかった?」って聞かれて「いや、そんなにかかってない」と言おうとしたら、里歩が「アプリとか使って半年ぐらい、結構かかった」と答えてて、危ねって(笑)。男女の感覚の違いを認識していないのもよくないと反省しました。

里歩:半年でも私は焦っていたんです。女性は生理や妊娠、出産にしても自分の体のことだから積極的に調べますが、男性も他人事ではなくまず知識を蓄えてほしい。逆に、男性にもホルモンバランスによる体の不調があると聞いたことがあって。もし気づけてなかったら申し訳ないと、最近思いました。だから知識を得てお互いの体のことに興味を持つべきですね。

しゅんP:話したり勉強する場はもっとあったほうがいい。知らないほうがやばいよ、という空気感を地道に作っていくしかないのかな。だからYouTubeの発信ももう少し増やしていきたいです。

しゅんしゅんくりにっくぴー1983年7月2日生まれ、群馬県出身。NSC東京校16期出身。医師免許を持ち、医者あるあるなどのリズムネタでブレイク。出演映画『わたしかもしれない(仮題)』が2025年公開予定。

みやもと・りほ1994年8月24日生まれ、京都府出身。アイドルグループNMB48として活躍し、2016年に卒業。吉本坂46を経て、現在はタレントとして活動。’22年に第一子を出産。愛称は「りぽぽ」。

※『anan』2024年10月16日号より。写真・川村将貴(CONTRAST)取材、文・若山あや

(by anan編集部)

【関連記事】
近藤春菜×森カンナが“女性特有の不調”を語る 「家族や友人とお互いの体のことを話して理解し合う時間を作れるといい」
卜部弘嵩&高橋ユウ夫妻「勇気を振り絞って言ったほうがお互い気が楽になる」
おばたのお兄さん「精液検査を渋るのはナンセンス」 夫婦で取り組んだ不妊治療
ananWEB

生活 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ