出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、静かなのに、居心地のいい女性、「黙っている女」になりきり。
表情を見せることや座る角度がポイントに!
この間、相席スタートの山﨑ケイさんと楽屋が一緒だったのですが、スマホを触っていらっしゃって、話したい時にだけ話すという感じだったんです。それがすごく居心地がよくて嬉しかったし、同時に、こういう空気を作り出すにはどうすればいいんだろう、と考えました。後輩と仕事で一緒になった時、“喋らなきゃ…”と焦り、必死になったことがあったんですが、静かにしていて機嫌が悪そうだと思われたら嫌だなとか思っていたけど、人柄を知っているわけだから、無理やり会話をしなくてもよかったんですよね。ペラペラ喋りかけてくる先輩は、後輩や若い子からすると嫌かもしれないし、お互いに申し訳ない気持ちになることもあると思うんです。ケイさんは、“喋りかけるなオーラ”があるわけではありません。静かにすることで楽屋に余白のようなものが生まれる結果、いい空気になっている。余裕もあってカッコいいですよね。以前、劇場でネタをやった時、次の出演者である令和ロマンが「いつ息してるんだよ、横澤さん」と言って、めちゃくちゃウケていて。あ、私、息をしていない人だって思われてる!と(笑)。実際、間が怖いという気持ちが強すぎて、酸欠になっちゃうくらい喋り続けているんですよね~。ケイさんのように余白を作れるよう、もう少し落ち着きたいものだなと思いました。
柔らかい空気を放ちながら静かに場に居るためには、ケイさんがやっていた、表情がちゃんと見えるような角度で座り、耳をちゃんと相手側に向けておく、という技を実践するのがよさそうです。顔が見えるように髪をかきあげるなど、“あなたの存在はちゃんと感じているよ!”ということが伝わるようなスキルを身につければいいのではないでしょうか。
よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。
※『anan』2024年10月16日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾
(by anan編集部)
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