【第1話】から読む。
前回からの続き。私はスズコ。義父が亡くなったのをきっかけに、義母と同居を始めました。しかし義母がルールをまったく守ってくれず、頭にきた私は、自分が家を出ていくという決断をしました。家に残してきた息子たちからの連絡を見て、「うまくやっているのかな」と思っていた私。しかししばらくすると、息子たちが困り顔で私のアパートにやってきました。どうやら義母が何も家事をしなくなったらしいのです。頭にきた私は、息子たちをアパートに招き入れ、夫と話をすることにしました。
私は、息子たちが、なぜこの家にいたくないのか理由を話しました。
ご飯も自分で用意しないといけない。掃除も洗濯もしないといけない。片付けたはずの部屋は散らかり放題で、しかもプライバシーまで侵害される。子どもたちが見られたくないところに土足で踏み込んだのです。そりゃ、帰りたくなくなるのも当然だと。
「まあでも、なんだかんだあっても家族なんだから上手くやってくれれば……」
夫はいつもそう言うけど「家族だから上手くやれる」っていうのはお互いが思いやってこそだと私は思います。
どちらかが一方的に我慢を強いられる関係なんて、うまくいくわけがありません。
「……ごめん、オレも母さんも謝るから。母さんも、これからはルールを守れるよね?だからまたみんなで……」
私はそういうことを言っているのではないのです。夫は何もわかっていません。
ルールを破ったのは義母です。もし、そのときに夫がちゃんと義母をたしなめてくれていたら、ここまで大きな問題にはならなかったはず。
迷惑をかけられた側に我慢をさせ続けるなんて信じられない!
困り果てた息子たちがSOSを出したことを受けて、私は夫や義母と話すために家へ出向きました。
しかしいくら私が話をしても、夫はオロオロするばかり。
そんな夫に義母は「私を捨てないで」と泣き落としにかかります。
お約束の構図にウンザリしてしまった私は、ついに夫に2択を迫りました。
つまり「妻と子どもたちをとるか、母親をとるか」ということです。
即答できる問題でないのはわかっていますが、夫の本心が聞いてみたかったのです。
【第7話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・motte作画・よしはな編集・石井弥沙
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