過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2022年11月8日記事は取材時の状況)
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世の中には、パートナーの存在がありながら、「ほんの出来心」で異性と関係を結んでしまう人たちがいる。しかしそれが原因で、慰謝料を請求されたり、社会的な地位を失ったり、修羅場に発展することもあるのだ……。
今回は、禁断の恋をしたことで地獄のような状況へと陥ってしまったエピソードを紹介する。
憧れの存在が禁断の相手に
出会いは、アルバイト先だった。目が合うとニコッと微笑んでくれる、みんなに優しい人だったと話す清水あやさん(仮名・30代)。
「彼に対して、最初は憧れのような感情を抱いていました。出会った頃は、彼は独身でしたが、あるとき“結婚する“という話を聞いたんです」
清水さんは、「あー、結婚しちゃうのか」と少し残念な気持ちと、「おめでとう!」という気持ちが入り混じり、複雑な思いだったそうだ。
社員やアルバイト仲間は仲が良く、みんなで定期的に飲み会を開いていたという。そして、ある飲み会の日に事件は起こった。
「いつも通り飲み会があったのですが、私は参加できずに家にいたんです。その日は、朝まで飲んでいたらしく突然彼から、“私の家に行きたい“と連絡がありました」
彼は、昼過ぎから仕事だったため、清水さんは「家に帰るのがキツくなったのかな?」と思い承諾した。
「その日をきっかけに彼とは男女の仲になりました。それからというもの、彼は夜勤明けを理由に私の家に来るようになったんです」
気づいたら借金を抱えることに
彼に子どもが産まれても、関係は継続していた。葛藤しながらも、清水さんは寂しさからか、彼との関係を止めることができなかった。
「いったい、どういうつもりで会っているのだろう……。彼にとっての私の存在はなんなんだろうと、この関係を壊したくないがために本心を聞くことができませんでした」
そして、清水さんは徐々に占いにハマっていった。
「気づいたら毎週末占いをする状態になっていました。精神的に不安定になり、占い依存になっていました。そして、いつの間にかクレジットカードの支払いが追いつかずに、借金を抱えることになっていたんです」
彼にとって“都合のいい女”でしかないと分かっていた清水さんだが、彼との関係は5年近く続いた。
「そんな自分に嫌気がさし、また彼への思いも惰性だと気づいて、私から別れを告げました。しばらくは、毎月の支払いに追われて大変な思いをしたのを覚えています」
残されたのは借金のみ。まさに地獄だ。今でも、彼からLINEがくるというが、全て既読スルーしているという。
清水さんは「もう二度とあの頃には戻りたくありません」と当時を嘆いた。
<取材・文/chimi86>
【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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