離婚をした旦那さんから子どもに会いたいと言われたら、みなさんは会わせますか？今の家庭環境や子どもの年齢によっては、ママも本当に悩んでしまいますね。ママスタコミュニティのあるママから、こんな相談がありました。
『中学生と小学生の子どもがいます。長男は元夫との子。元夫は長男の妊娠中に突然「父親になる自信がない」「生きることに疲れた」と言い出して仕事も休職。旦那の鬱を理由に離婚しました。その後今の夫と再婚して、現在は穏やかに暮らしています。元夫とは最初は連絡をとっていましたが、再婚すると伝えてからは連絡が一切なくなりました。でも最近になって病気を患ったことを理由に「子どもに会いたい」と連絡がきて……。長男は今の夫が実の父と思っています。どうしたらいいでしょうか。みなさんなら、子どもに会わせますか？』
離婚をした元旦那さんから「子どもに会いたい」と連絡があったそう。でも子どもは本当の父親のことを知りませんから、会わせるとしても子どもの気持ちが心配になってしまいますね。投稿者さんとしても穏やかな生活を壊されたくない、そんな思いがあるのかもしれません。もしこのような状況になったら、他のママたちは元旦那さんと子どもを会わせるのでしょうか。
元旦那さんは勝手すぎる！子どもには会わせない

『私なら絶対に会わせないわ。勝手なことばかり言って、よその家庭に波風たたせることはしないで。しかも子どもが多感な時期に！という感じ。子どもが今の旦那さんを本当の父と思っているなら尚更だわ』
『実の父親だろうと好き勝手に離婚して、自分が病気になったら子どもに会わせろなんて勝手すぎ。長男が今の旦那さんを実の父親と思っているなら、そのままでいいと思う』
離婚の原因は元旦那さんの方にあります。当時は精神的に不安定だったとはいえ自分勝手な理由で離婚をしておいて、今更何を言っているのだろうというのが正直な気持ちなのでしょう。今回も自分が病気になったから子どもに会いたいということですが、それも勝手な理由と考えてしまいます。旦那さんのわがままに振り回されるのは嫌。そんな思いを抱いてしまうのは仕方ないのかもしれません。
今の旦那さんと相談した上で決める
『お子さんに話すかどうかは、今の夫と決めるかな。今の家庭がある以上、元夫との個人的な問題ではなく家族全体の問題だからね』
子どもに父親の存在を話して会わせるかどうかは、今の旦那さんともよく話し合う必要がありますよね。子どもは今の旦那さんを本当の父親だと思っていますし、何より投稿者さんにも今の家庭があります。今の旦那さんの考えを尊重することも大切になってくるでしょう。
『今の夫と話してみたけれど「どうしても私情が入り込んで公平な判断ができない」と。今の夫は個人的な感情で言えば、自分が親なのだから子どものうちは実親とは会わせたくないし、私にも元夫と会っては欲しくないそうです。けれどそれは完全な私情で、親としても夫としても正しいかはわからないと言われました』
投稿者さんは今の旦那さんに相談をしていますが、旦那さんも今回のことはきっぱりと判断ができない様子。自分としては会わせたくないけれど、子どものことを考えたら会わせた方がいいのだろうか……。旦那さん自身も迷いがあるようです。
子どもと同じような状況だったママ。どう感じた？
『私は投稿者さんの子どもの立場だった。知らされたのが小学生のときで、ちゃんと理解できたのが中学に上がる前だった。いつ知らせるのが正解というのはないと思う。だから投稿者さんは今がそのときなのかもしれない。私は本当の父親を見たことも会ったこともないけれど、もし会うチャンスがあったなら会ったかもしれない。だからといって今の親を悲しませたくないとも思ったと思う。投稿者さんには子どもの気持ちを最優先にして欲しい』
『自分が子どもの立場だった。まだまだ中学生は子ども。私の母は私はもう大きいからと私に決めさせたけれど、私にしたら母に守られてないというか、母に突き放されたというか。どうしたらいいんだろうとか……ぐちゃぐちゃな気持ちになった。投稿者さんの子どもには、もっと大きくなって生活が安定してから。例えば社会人になってきちんと稼げるようになってから、話してもいいんじゃないかな？』
投稿者さんの子どもと同じような状況になり、本当の父親の存在を知らされたママもいます。もし会うチャンスがあれば会いたいと思うかもしれませんが、一方では子どもながらに今更という感情もあるのでしょう。今話すのか、それとももう少し大きくなって子ども自身が安定してから話すのか。子どもの性格や中学生という年齢を踏まえつつ、投稿者さんは今の旦那さんと話し合った方が良いのかもしれません。
ずっと隠し通すのは難しいけれど、タイミングの問題

『タイミングはわからないけれど……本当の父親の存在を息子さんに伝えるべきだし、会わせる必要もあるよ。このまま伝えない会わせないでいたら、いつかバレたときに恨まれるよ』
『中学生の子どもには、いずれは話さなければならないけれどね』
元旦那さんが子どもに会いたいと言ってきたことで、投稿者さんは子どもに話して会わせるかどうかの問題が出てきました。元旦那さんの言い分を無視して、このまま子どもには話さないという選択肢もあるでしょう。しかしそれは子どもにとっては好ましくないのかもしれません。今後の生活になかで子どもが戸籍を見たり、親戚との話のなかで「あれ？」と思ったりすることが出てくる可能性もあります。子どもが自分から知ったときのショックを考えると、いつかは話さなければならないときがやってくるのかもしれません。

投稿者さんは今の旦那さんとよく話し合った結果、今は元旦那さんに子どもを会わせないことにしたとのこと。子どもがこのことに悩んで家を出たい、環境を変えたいと思っても中学生では難しいため、自立できる年齢になってから真実を伝えることにしたそうです。恨まれてもそれは覚悟の上とのこと。将来、ベストなタイミングを見つけられるとよいですね。

文・こもも編集・ここのえイラスト・猫田カヨ

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