江戸時代からの情緒を残す岐阜県美濃市の歴史ある町並みが、美濃和紙で作られたアートで彩られる「
美濃和紙あかりアート展
」(美濃市観光協会・岐阜県美濃市)が、10月13日~12月1日まで、岐阜県美濃市で開催される。美濃和紙のあかりアートに包まれて、古い町並みを堪能できる。
日本三大清流・長良川や板取川などの冷たい水と、和紙の原料となる良質なコウゾに恵まれ、和紙産業で栄えてきた美濃市。町の中心部には、歴史的景観が残る「うだつの上がる町並み」がある。「うだつがあがらない」という言い回し、「出世ができない、身分がぱっとしない」(広辞苑)という意味で使われているが、元々「ウダチ」という梁(はり)の上に立てて棟木を支える短い柱の名称から転じているようで、このウダチ上げた家屋は、裕福でないと造れなかったことが語源になっているらしい。
そして江戸時代、和紙で財をなした商人たちが富を競うようにもうけた、うだつの上がる威風堂々とした町並みがある美濃市。全国から集まった約300点の美濃和紙あかりアート作品がこの町並みに展示される。
10月13日には、ちょうちんが見事な山車が登場、美濃市に伝わる寸劇「美濃流し仁輪加(にわか)」の上演もある。10月19日には、美濃市出身の横田良子さんのコンサートも開催される。
10月26日から始まる第2部では、過去の入賞作品約140点が町並みに並ぶ。そして市内の紅葉スポットが鮮やかで美しい紅葉に彩られていく。美濃和紙あかりアートの鑑賞前後に、伝統ある景観の中で、秋の深まりを体感できる。
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