10月10日(木) 5:00
福山雅治が主演を務める映画『ブラック・ショーマン』が、2025年に公開される。
原作は、国内での発行部数がシリーズ累計で78万部を突破し、2020年の発行以来多くの言語に翻訳され、世界中で読まれている小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(作:東野圭吾)。福山が本作で演じるのは、ラスベガスで名を馳せるほどの卓越したマジックと、巧みな人間観察能力を持ちながら、金にシビアで息を吐くように嘘をつくという個性的な主人公・神尾武史だ。
製作陣が原作サイドへ映像化を打診し、『ガリレオ』シリーズ制作の流れから主人公・武史の配役に福山の名前を挙げると、彼のことをよく知る東野は「それは当然でしょう」と快諾。東野と福山は「またいつかお仕事でご一緒できたらいいですね」という会話もしていたとのことで、実は東野が本作を執筆したきっかけも、福山の「ダークヒーローを演じてみたい」という言葉にあったという。
また、武史の姪であり、実父が何者かに殺されたことをきっかけに武史とバディを組み、殺人事件の解決に向けて奔走する神尾真世役で有村架純の出演が決定。福山と有村は今回が初共演となる。監督は『コンフィデンスマンJP』シリーズや『イチケイのカラス』シリーズなどで知られる田中亮が務める。
■福山雅治 コメント
東野先生が描かれたブラック・ショーマンの世界、そして原作ファンの皆様のご期待に沿いながら、さらに上回っていくような映像作品にすべく尽力いたします。
僕が演じる神尾武史は元マジシャン。
手品には口という文字が三つ内包されています。
彼は虚実綯い交ぜの言葉と行動で非日常の空間を作り上げます。
「つまらない真実よりも面白い嘘のほうがいい」そんな風に描いていければと思っています。
東野先生から託された新時代のダークヒーロー神尾武史へと準備を重ねます。
有村さんとは初共演ですが、以前、報知映画賞授賞式の舞台袖でお話しさせていただきました。
常に心を込めて向き合う誠実さと、作品に殉ずる覚悟を感じています。
どんなセッションになるのかとても楽しみです。
■有村架純 コメント
そんなつもりじゃなかった、という些細なことから大きなことまで、生きているとあると思います。あの時ちゃんと向き合う勇気を持っていれば回避できたことも、自分の中の恐れが邪魔をしてボタンを掛け違えてしまう。自分自身を振り返りながら真世と一緒に過ごしていきたいと思います。福山さんとは授賞式で初めてお会いした際に、作品を一緒に作れたら良いですね、なんてお話ししたことを覚えています。素敵なバディを組めるよう皆さんと共に最後まで頑張ります。
■原作:東野圭吾 コメント
新作を書くにあたり、どんな主人公にしようかと考えていた頃、福山雅治さんから、「ダークヒーローを演じてみたいんです」と聞きました。なるほど福山さんの悪党なら是非見てみたいと思ったのが、『ブラック・ショーマン』執筆のきっかけです。主人公は人格者でも正義漢でもなく、人を騙す快感だけを求めて行動します。兄殺しの謎を追うにしても、まともな手段は取りません。福山さんの悪党ぶりが今から楽しみです。そんな主人公に振り回される有村架純さんの演技にも期待大です。名コンビ誕生を心よりお祝いいたします。
■監督:田中亮 コメント
東野圭吾さんによって生み出された、「謎を解くためなら手段を選ばないニューヒーロー」に福山雅治さんが命を吹き込む。そしてバディとなる姪には有村架純さん。これほど胸躍る組み合わせがあるでしょうか。原作を初めて読んだ時にページをめくる手が止まらなかったあの疾走感と高揚感を、映像でも体験していただけるようにキャスト・スタッフ一同全力を尽くします。映画『ブラック・ショーマン』が繰り広げる最高のエンターテイメントショーに是非酔いしれてください!
<作品情報>
映画『ブラック・ショーマン』
2025年公開
公式X:
https://x.com/blackshowman_mv
(C)2025「ブラック・ショーマン」製作委員会