【第1話】から読む。
前回からの続き。私はスズコ。義父が亡くなったのをきっかけに、義母と同居を始めました。3つのルールを設定して同居にのぞんだ私たちでしたが、義母はルールをまったく守ってくれません。さらに私の下着が入っている引き出しを漁っていた義母に、私は怒り心頭です。つい大声で抗議したところ、家族全員から責められてしまいました。ルールを破ったのは義母の方なのに……。たまりかねて「同居を解消したい」と言ったところ、義母に泣かれてしまったのです。
しかもルールを守らなかったのは今回だけではないのです。
家事もしない、生活費も入れない、しかもプライバシーまで侵害するなんて!もう義母とは一緒に暮らせません。
「オレたちも困ってる。な?」
ここで息子たちが、自分たちも困ってると主張してきました。
彼らに言われてあらためて、息子たちにも迷惑をかけていたんだ……と思いました。私は子どもたちの気持ちに気付けなかったことを反省しました。そして夫と義母に詰め寄ります。
「子どもたちだって迷惑してるじゃない。どうするつもりなの?」
夫はオロオロするばかりだし、義母はボロボロと泣き出す始末です。それにこの期に及んで夫はまだ「頼むから上手くやってくれよ」というのです。
私はその言葉に堪忍袋の緒が切れてしまいました。
「母さんのことを捨てないで」
と、義母は夫にすがりついています。夫は困った顔をしたまま、私と義母を交互に見ていました。きっと私が折れるのを待っているのでしょう。私はその姿に業を煮やして言い放ちました。
「もういい。私が出ていく」
勝手に他人のクローゼットを開けるなんて、泥棒と一緒。そんな人と一緒に暮らせっこありません。
夫は驚いていましたが、私のことを止めませんでした。
「ルールを破ったんだから同居は解消!」と主張した私。
義母は泣いているし、夫はオロオロするばかりで話になりません。
それどころかこの期に及んで、「上手くやってくれ」と頼んでくる始末。
頭にきた私は、自分がこの家を出ていくという決断をしました。
子どもたちのことが心配ではありますが、もう中学生と高校生ですし、夫もいるので、どうしようもなく困ることは少ないでしょう。
それに何かあれば、私にヘルプを出せる状態にはしています。
ひとまず私は別居することにしました。
【第5話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・motte作画・よしはな編集・石井弥沙
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