連日、解禁になる新作の映画の予告編の中から編集部が注目する映像をピックアップ。海外で公開されている映像もご紹介します。早いもので、来年公開の映画の予告編が続々と出てくる季節になりました。

『ミッキー17』（2025年2月7日公開）

『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督待望の最新作。地球外で危険なミッションに挑み、死ぬと再生される“使い捨て”の男ミッキー（ロバート・パティンソン）の物語。ポン・ジュノはこれまでにも『グエムル-漢江の怪物-』『スノーピアサー』『オクジャ/okja』と、VFXを駆使したスケールの大きい作品を発表しており、どれも完成度は保証済。コロナ騒動もあって公開日が二転三転した本作ですが、いよいよ公開です。

『モアナと伝説の海２』（12月6日公開）

2016年の『モアナと伝説の海』の続編です。前作から3年後が舞台で、主人公モアナが再び大冒険に出かける物語になるようです。今回解禁になった予告編は劇中歌「ビヨンド（原題）」が登場するもの。本作のポイントは、脚本家は続投するも、監督が交代していること。本作がデビュー作となるデイビット・ダーリック・ジュニア監督がどんな物語を見せてくれるのか楽しみです。

『ショウタイムセブン』（2025年2月7日公開）

阿部寛演じる国民的報道番組『ショウタイム 7』を降板させられたキャスターが、爆破テロ事件の犯人から交渉役に指名され、キャリア復帰をかけた「独占生中継」を行う様を描いたスリラー映画です。原作は、2013年製作の韓国映画『テロ、ライブ』で、オリジナル展開も盛り込まれているそうです。

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』（2025年2月公開）

ティモシー・シャラメがボブ・ディランに扮する大注目作。60年代のNYが舞台で、ディランがニューポート・フォーク・フェスティバルで演奏するまでを描くそうです。この日のライブはロック好きなら誰もが知っているディランがエレクトリック・ギターを手にステージに現れ、観客から賛否両論を巻き起こした伝説のステージです。監督はジェームズ・マンゴールドで、撮影はフェドン・パパマイケル、プロダクション・デザインはフランソワ・オデュイと“マンゴールド組”が揃っています。これは期待してよさそうです。

『Heretic』

A24が製作するヒュー・グラント主演のスリラー映画。監督はアダム・ドライバー主演の『65／シックスティ・ファイブ』を手がけたスコット・ベック＆ブライアン・ウッズで、ふたりは『クワイエット・プレイス』の脚本家でもあります。ふたりの宣教師がある男を改宗させようとした結果、想像もしなかった事件が発生する……という物語のようです。ラブコメの帝王＆愉快に踊っている人だったヒュー・グラントがスリラー映画に!?という時点で気になる1作です。

『THE MAGNIFICENT LIFE OF MARCEL PAGNOL』

『ベルヴィル・ランデブー』『イリュージョニスト』のシルヴァン・ショメ監督の最新作です。60歳を迎えた著名な劇作家／映画監督である主人公が、幼少期の自分と共に人生を振り返る物語です。ショメ監督らしい淡い色合いの画面と無駄のないショットに魅了される予告編です。前作『ぼくを探しに』は実写映画だったので久々のアニメーション新作です。

『Paddington in Peru』

『パディントン』シリーズ第3弾です。前2作とは監督が交代するのが少し不安ですが、予告編を観るとパディントンの愛らしさは健在のようです。パディントンがルーシー叔母さんに会うため、故郷のペルーに戻り、大冒険を繰り広げます。英国では11月公開です。

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