10月10日(木) 12:00
M&Oplaysプロデュース『鎌塚氏、震えあがる』が、2025年3月30日(日) から4月20日(日) に東京・世田谷パブリックシアターで上演される。
倉持裕が作・演出を手がけ、2011年から定期的に上演されている「鎌塚氏シリーズ」の第7弾となる今回の舞台は、怪奇現象の絶えない幽霊屋敷。2022年の第6弾『鎌塚氏、羽を伸ばす』から約2年半を経て、おなじみの本多劇場を飛び出し、初めて世田谷パブリックシアターでの上演となる。
“完璧なる執事”として名高い・鎌塚アカシ役はこれまでと同じく三宅弘城が演じるほか、幽霊屋敷の女主人・大御門カグラ役で天海祐希、アカシが想いを寄せる女中・上見ケシキ役でともさかりえ、シリーズおなじみの従者・宇佐スミキチ役で玉置孝匡、カグラの姪・相良アガサ役で羽瀬川なぎ、侯爵夫人・八鬼ユラコ役で池谷のぶえ、カグラの姉の夫・相良ナオツグ役で藤井隆が出演する。
なお東京公演後は、島根・大阪・新潟・愛知と全国へ巡演する予定だ。
『鎌塚氏、震えあがる』スタッフ&キャストコメント
■倉持裕(作・演出)
パート7――演劇作品でここまで続いているシリーズものはないので、続編が決まるたびに喜びも増します。こうして続けてきたことで、一定の信頼も獲得できているようで、それを裏切らないよう、品質保証に努めます。
今回はホラーコメディです。とはいえそこは鎌塚ですから、ホラーは苦手という方も、安心して怪奇現象を笑いにいらしてください。
出演者は毎回豪華ですが、今回は特に凄い。鎌塚氏、大出世です。必ず観た方がいいと思います。
■三宅弘城(鎌塚アカシ役)
作・演出の倉持さんはコメディと銘打ったからにはちゃんと笑わせなければならない、僕は僕で鎌塚アカシというキャラクターがお客さんに受け入れてもらえるのだろうか。そんな大きなプレッシャーと不安を感じながら、2011年の5月にシリーズ一作目『鎌塚氏、放り投げる』の初日を迎えました。これが始まりです。それがここまで続くなんて誰〜も思ってなかったと思います。でも来ちゃいました7作目。そしてワタクシ鎌塚アカシ、また素敵な出演者に囲まれます。レギュラーの玉置孝匡さん、もう盟友のともさかりえさん、朝ドラでの存在感も光った羽瀬川なぎさん、唯一無二のコメディエンヌ池谷のぶえさん、なんでもできるスゴいひと藤井隆さん、そして大きな大きな大輪の華、天海祐希さん。ワタクシ幸せモンです。はい。倉持さんとこの素敵なメンツで鎌塚シリーズ初めての世田谷パブリックシアターでお待ちしております!!
■天海祐希(大御門カグラ役)
鎌塚氏シリーズ第7弾に出演させていただきます天海祐希です。
鎌塚氏シリーズに出演させていただけること、仲良しの三宅さんとご一緒させていただけること、倉持さんの脚本で演じられること、念願だったので、嬉しくて仕方ありません!
先日、ビジュアル撮影をしたのですが、「これ、大丈夫なのかな?」と、多少の不安はあるものの……(笑)。
素晴らしい共演者の皆様と共に、きっと素敵な舞台を作り上げたいと期待で一杯です!皆様、ぜひお楽しみに!!
■ともさかりえ(上見ケシキ役)
大好きな鎌塚氏シリーズに帰ってくることができるなんて!とてもとても嬉しいです。前回出演させていただいた『鎌塚氏、舞い散る』では、アカシさんに「さようなら」と伝えてしまったケシキですが、今回どうやってふたりは再会するのか?ふたりの関係性がどんな世界線に突入するのか?今からワクワクしています。そして天海祐希様が降臨……!更にはシリーズ初の世田谷パブリックシアターでの上演……!今回の鎌塚氏、どうなってしまうのでしょう?アカシさんが、何に「震え上がる」のか?楽しみでなりません。
■玉置孝匡(宇佐スミキチ役)
シリーズ全作に参加させていただいていることもあり、幸せと同時に責任感も感じております。
毎回、間違いなくお客様に楽しんでいただけるシリーズですから!
演劇作品で、同じ登場人物を7回も演じる機会はそうそう無いでしょうから、この幸せを噛み締めながら、豪華で素敵な共演者の皆様と、新しい鎌塚の世界を、力強く創っていけたらと思います。
今回はシリーズで初めて本多劇場を飛び出して世田谷パブリックシアターでの上演です。
本多劇場で出来ない寂しさもありますが、世田谷パブリックシアターでの鎌塚氏を存分に楽しみたいです!
楽しみはさらに、島根、大阪、新潟、愛知にも続きます。皆様、どうぞ劇場へお越しください!お待ちしております。
■羽瀬川なぎ(相良アガサ役)
あの鎌塚氏シリーズに参加できる!あの世界線の一員になれる!と、出演が決まった瞬間から、鎌塚氏に会える日が楽しみで仕方がありません。
シリーズ第7弾、憧れの世田谷パブリックシアター、初めて訪れる土地土地での公演、そして今まで沢山の作品で拝見させていただいた先輩の方々。正直あげたらキリがないくらいのドキドキとワクワクの要素がいっぱいですが、人生で一番学びのある日々にしたいです。
約2年半ぶりの舞台、皆様に劇場でお会いできるのが待ち遠しいです。劇場でお待ちしております!
■池谷のぶえ(八鬼ユラコ役)
2011年5月22日、私がちょうど40歳になった日、鎌塚氏シリーズ第1作目『鎌塚氏、放り投げる』を観劇。
東日本大震災からまだ数カ月、これから演劇というものもどうなってしまうのだろう……という中、ラストで宙に放り投げられた花たちは、鎮魂にもエールにも誕生日プレゼントにも感じられ、こんなにいろんなものを与えてくれる演劇は、まだまだ大丈夫かもしれない……そう思わせてくれました。
その時からというもの、クリスマスにひとり寂しく名古屋まで観劇に行くほどのただのいちファンが、まさか参加させていただけるなんて。
今回も、ご覧いただく皆様にいろんなものをお届けできるよう、精一杯震えあがらせる一員になろうと思います。
■藤井隆(相良ナオツグ役)
以前稽古場でお腹をすかせた私を見かねた三宅弘城さんがご自分のために握り、家から持ってこられたおにぎりを分けてくださいました。なんて優しい方なんだろうと感激したのを憶えています。
優しい三宅さんと再び舞台でご一緒できるのが本当にありがたくて嬉しいです!
倉持裕さんの手がけるワクワクする物語とパワフルで素敵な共演者の皆さんに振り落とされないよう精一杯ベストを尽くして頑張ろうと思います!劇場でお待ちしてます!
【ストーリー】
そこは、山深い場所にそびえ立つ大御門伯爵家の別邸――通称・幽霊屋敷。
そんな屋敷に暮らすのは、女主人・大御門カグラ(天海祐希)とわずかばかりの使用人――その中のひとりに、「完璧なる執事」こと鎌塚アカシ(三宅弘城)がいる。
子どものころから霊感が強く、見えるはずのない「もの」が見えるカグラの能力ゆえか、怪奇現象が絶えない屋敷で、アカシは日々、おびえながら働いている。そんなある日、一年前に病死したカグラの姉の夫・相良ナオツグ男爵(藤井隆)と、その娘・アガサ(羽瀬川なぎ)が屋敷にやって来る。カグラとは何か因縁がありそうなこの親子には、アカシの長年の想い人、上見ケシキ(ともさかりえ)が女中として同伴していた。
カグラとナオツグは何かにつけて衝突、言い争いが絶えない。そんな中、近くに住む侯爵夫人・八鬼ユラコ(池谷のぶえ)が従者の宇佐スミキチ(玉置孝匡)とともに屋敷を訪れる。
次第に明らかになるカグラとナオツグ親子との確執、そして、ユラコの訪問と時を同じくして日々エスカレートしていく怪奇現象――。
事態を打開すべく、ついにカグラは封印してきた力を解き放ち、アカシはガタガタ震えながらも主人のために粉骨砕身。
果たしてその怪異の正体とは――?
<公演情報>
M&Oplaysプロデュース『鎌塚氏、震えあがる』
作・演出:倉持裕
【出演】
鎌塚アカシ:三宅弘城
大御門カグラ:天海祐希
上見ケシキ:ともさかりえ
宇佐スミキチ:玉置孝匡
相良アガサ:羽瀬川なぎ
八鬼ユラコ:池谷のぶえ
相良ナオツグ:藤井隆
【公演日程】
日時:2025年3月30日(日)~4月20日(日)
会場:東京・世田谷パブリックシアター
※島根・大阪・新潟・愛知公演あり