ホアキン・フェニックスが主演を務めた「ジョーカー」の続編「ジョーカーフォリ・ア・ドゥ」の特別映像を映画.comが独占入手した。ジョーカー役のフェニックスと謎の女・リー役のレディー・ガガ、そして前作に続きメガホンをとったトッド・フィリップス監督が、“悪のカリスマ”となったジョーカーを解説している。
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【動画】「ジョーカーフォリ・ア・ドゥ」特別映像
孤独だが心優しかった男が、歪んだ社会の狭間で“悪のカリスマ”に変貌していく衝撃のドラマを描いた「ジョーカー」(19)は、第76回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、第92回アカデミー賞で最多11部門ノミネート、フェニックスが主演男優賞の栄冠に輝いた。
前作から2年後が舞台となる今作では、社会への反逆者・民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカーの暴走が加速。ジョーカーの狂乱がガガ演じる謎の女性リーや民衆へと伝播していき、世界を巻き込む世紀のショーが幕を開ける。
日本に先駆けて公開を迎えたアメリカでは、週末3日間で興行収入4000万ドル(約59.2億円)を達成し、世界77の国と地域でNo.1スタートを切った本作。特別映像では、殺人の罪で閉鎖病棟に収監され、沈黙を貫くジョーカーの姿が映し出される。
フェニックスは物語序盤について、「誰も関心がないからだ」とジョーカーが沈黙を貫く理由を解説する。そして、ガガは生きる気力もなかったジョーカーについて、「この映画の冒頭で、ジョーカーはほとんど生きていない状態だと感じました」と語り、「しかし、リーとの出会いを通して彼は生きる希望があるかもしれないと考え始めるのです」とコメント。本作では、ガガ扮する謎の女性リーと出会うことで、かつて孤独だった男が一人ではなくなり、ジョーカーがついに“完全”となる様子が描かれる。
不敵な笑みを浮かべ、通じ合うような姿を見せるジョーカーとリーは、「世界を変える。私たちで」と固い約束を交わす。世界に混乱をもたらす2人の関係性についてガガは、「リーは常にジョーカーを求めている人物なので狂乱が伝播した被害者ではありません。彼女にとってはジョーカーの存在が人生の大部分を占めていて、時には自分自身の存在さえ無視して、彼以外の事は何も知ろうとしないのです」と話し、リーの異常なまでのジョーカーへの執着を明かす。
さらに、ホアキンも「ジョーカーはリーと出会い、温もりやロマンスを感じる過程で自分の行動を振り返るようになります。『どうして自分がここにいるのか』『本当になりたかった自分』を真剣に考えなおし、新しい自分を見つけ出します」と、新たなジョーカーが見られることを示唆する。
前作では、社会的に恵まれない境遇の中でも希望を絶やさずに生きようとするものの、少しずつ未来を断たれていき、“悪のカリスマ”に変貌を遂げるジョーカーのキャラクターが共感を呼んだ。ガガは「共感してしまうのは誰かにとっての真実がそこにあるから」と意味深に語っており、ジョーカーの狂乱に期待が高まる。
「ジョーカーフォリ・ア・ドゥ」は10月11日公開。Dolby Cinema、ScreenX、4D、ULTRA 4DX、IMAXでも上映される。PG12指定。
【作品情報】
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ジョーカーフォリ・ア・ドゥ
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