2025年4月18日~4月20日に千葉・幕張メッセで開催される「スター・ウォーズ」の祭典「スター・ウォーズセレブレーションジャパン2025」で、新時代の浮世絵師・TAKUMI氏が描く“浮世絵バッジアート”5作品がお披露目された。
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【フォトギャラリー】「スター・ウォーズセレブレーションジャパン2025」の浮世絵バッジアート5作品
日本文化、黒澤明監督作品からさまざまな影響を受けている「スター・ウォーズ」シリーズ。同シリーズの今後のラインナップや最新情報がお披露目される「スター・ウォーズセレブレーション」は過去、アジアで開催されたのは日本のみで、25年春、17年ぶりに日本で開かれる。
1999年に初めて開催された「スター・ウォーズセレブレーション」から始まった伝統のバッジは、同イベントでしか手に入れることのできない入場証であり、プレミアムな記念品としても愛されてきたアイテム。ルーカスフィルムがアーティストに、独自のビジョンで描くオリジナルのバッジアートを依頼し、制作されてきた。TAKUMI氏は日本人として初めて、伝統のバッジアーティストに選ばれた。
“浮世絵バッジアート”は、「曼茶路里庵具浪寓」(マンダロリアン&グローグー)、「亜双華多乃」(アソーカ・タノ)、「堕悪主瞑惰」(ダース・ベイダー)、「流駆守界宇丘」(ルーク・スカイウォーカー)、「大騎士要佗」(マスター・ヨーダ)の5種類。キャラクターの衣装や武器を日本風に再解釈し、伝統的な日本の衣服、装飾、鎧、武器などの要素を理想的なバランスで融合した。さらに、テーマカラーや特性に合うモチーフにこだわり、時には、キャラクターの背景や物語と、草花などの象徴的な意味との関連性をも考慮するなど、ルーカスフィルムとともに徹底的にこだわって制作された。
TAKUMI氏は12年、「週刊少年ジャンプ」での新人賞受賞をきっかけにイラストレーターとしてのキャリアをスタートさせた。浮世絵に深い関心を持ち、これまでもマーベル公式ライセンスアートとして、アイアンマン、マイティー・ソー、キャプテン・アメリカなどの“新令和浮世絵”を手がけてきた。幼少期に「スター・ウォーズ新たなる希望」(エピソード4)を初めて見て以来、その世界の虜になったという。そして「マンダロリアン」シーズン3で、マンダロリアンとグローグーを描いたルーカスフィルム公認の浮世絵ビジュアルを担当。マンダロリアンを演じるペドロ・パスカルは、「僕が日本語を話せたなら、(浮世絵ビジュアルが)どれだけ美しいかを日本語で伝えられるのに……。本当にありがとう!」と絶賛している。
TAKUMI氏は、日本文化と深いつながりのある「スター・ウォーズ」は、浮世絵とも非常に相性が良いと話す。アメリカの公式サイト「StarWars.com」のインタビューでは、「銀河の自由を求める壮大な物語であると同時に、個々の愛情やフォース、クリーチャー、そしてさまざまな惑星を取り入れた神秘的な寓話でもあります。サーガの各キャラクターは、それぞれの背景や旅路に基づいた独自の物語を持っています。浮世絵はその描画スタイルや雰囲気で知られる一方で、その最大の特徴のひとつは、人物や風景を美しく描くだけでなく、構図や色彩感覚、細かな要素を組み合わせて『物語』を表現する力にあります。浮世絵は物語を描くものであり、それはスター・ウォーズの銀河とも一致します」と説明している。
さらにTAKUMI氏は、「私は今回の作品に、純粋な愛と敬意、そして感謝の気持ちを込めました。ファンの皆さんが、スター・ウォーズの銀河と日本の伝統文化との融合を楽しんでいただければ嬉しいです。浮世絵はいつの時代も、人々の生活に喜びと光をもたらすという側面を持っています。私のアートがファンの皆様にとって、セレブレーションの大切な思い出の一部となることを心から願っています」と、全世界のファンへ向けて、熱いメッセージを送っている。
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スター・ウォーズ
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