阿部寛が主演を務める映画『ショウタイムセブン』が2025年2月7日(金)より公開されることが決定。あわせて、ティザービジュアル、特報映像が解禁となった。
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本作は、放送と事件が同時進行する、リアルタイム型サスペンスエンタテインメント。1本の電話からはじまる手に汗握るストーリーがフルスピードで展開していく。『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(23)の渡辺一貴が監督、脚本を手がける。阿部が演じるのは、夜7時から放送されている国民的報道番組「ショウタイム7」を降板させられたキャスター、折本眞之輔。抜け殻のように日々を送っていたが、爆破テロ事件の犯人から交渉役に指名され、キャリア復帰をかけた"独占生中継"をはじめることに。しかし、スタジオ内にも爆弾が仕かけられていると明かされ、全ての発言が生死を決める極限状態に追い込まれていく。
自身初となるキャスター役を演じることについて阿部は、「今回、キャスター役を演じるのは初めてで、非常に繊細で難しい役でしたが、監督のご指導とサポートに心から感謝しています」と振り返る。この作品を引き受けた理由として「脚本を読んだ際、自分を新たな領域へと誘ってくれるような作品だと思い、この役をお受けしました」と話す。今回阿部と初タッグとなる渡辺監督はその起用に際して「行動が複雑で時には理解しがたいような決断をする折本のキャラクターを説得力のあるお芝居で表現できるのは阿部さんしか考えられなかったです。ひたむきに貪欲なまでに役に向き合い続ける阿部さんとの撮影はとても刺激的な日々でした」と語った。
また本作について阿部は「緻密に練り上げられた演出のなかで、息をのむような緊張感とともに物語が展開します」と明かしている。韓国で大ヒットを記録したソリッドスリラー『テロ,ライブ』(13)を原作にしており、オリジナル展開をふんだんに盛り込みながら一瞬たりとも目が離せない展開が描かれていく。全編に渡って緊張感が漂う本作に対して渡辺監督は「スピード感とテンポを大事にしつつ、白熱したセリフの応酬の中に敢えて奇妙な“間”を作ることでメリハリをつけ、『次になにが起こるのかわからない』不安を最大限に煽る演出を意識しました」と語った。
公開決定情報とともに、特報映像も初解禁となった。看板報道番組「ショウタイム7」のメインキャスターの座を追われた折本のもとにかかってきた爆破テロ予告の電話。冗談だと思い一蹴した折本だが、その直後に発電所で大規模な爆発が起き、一気に緊張感が走る。犯人から交渉人に指名された折本はこの事件をキャスターに返り咲くチャンスと捉え、オンエア中の「ショウタイム7」に乗り込み、犯人との緊急生中継をはじめる。
あわせて解禁されたティザービジュアルは爆破テロ事件によって炎が上がる発電所と折本を切りとったもの。都心に近い発電所で突如起きた爆破テロ事件の犯人と決死の生中継を始めるも、徐々に追い詰められていく折本。一言一句が生死を決める犯人との交渉に緊迫した表情で挑む様子から緊迫感が伝わってくる。
本編撮影は終了し、現在は仕上げ作業中の本作。犯人の正体と要求とは?そして、犯人の正体とは?本作の続報に今後も注目してほしい。
■<キャスト、スタッフコメント>
●阿部寛(主演)
「脚本を読んだ際、自分を新たな領域へと誘ってくれるような作品だと思い、この役をお受けしました。撮影現場では、緊張感あふれるシーンが連続し、複数のカメラで長回しを行うことが多く、まるで舞台の上に立っているような生々しい緊張感がありました。そのため、台本を完全に自分の中に落とし込み、瞬間瞬間の感情やライブ感を最大限に引き出すことが僕の挑戦でした。今回、キャスター役を演じるのは初めてで、非常に繊細で難しい役でしたが、監督のご指導とサポートに心から感謝しています。緻密に練り上げられた演出の中で、息をのむような緊張感とともに物語が展開します。ぜひ劇場で、このスリリングなエンタテインメントを体感していただければ幸いです」
●渡辺一貴(監督)
「小学生の時に熱中したドラマ『ムー一族』は生放送あり歌ありバラエティあり、兎に角なんでもありの玉手箱のような番組だった。生放送でドラマが進む緊張感にドキドキし、ハプニングやNGが出る度に『この人怒られないといいな…』と子どもながらに心配した。豊かな時間だった。本作のメイン舞台、報道番組『ショウタイム7』は2時間生放送の設定。放送と事件が同時進行し、登場人物たちが次々に予想外のアクシデントに巻き込まれていく緊迫感を、昔見た生ドラマのように表現できれば、と思った。できるだけ芝居を止めずに長回し。10分以上のテイクも数知れず。カメラの揺れなど小さなハプニングが起きてもそれを活かしながら。テイクを重ねるごとに阿部寛さんの熱量と迫力に凄みが増していく。モニターを見ながら私もこの生放送に参加している感覚に陥る。酷暑の中、撮影は冷房の効いたテレビスタジオ。だが最高に熱い夏だった」
文/鈴木レイヤ
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