桐谷健太&影山拓也が役作りや撮影エピソード語る「本番直前まで桐谷さんが笑わせてくれる」<Qrosの女>

「Qrosの女 スクープという名の狂気」の記者会見に出席した桐谷健太、影山拓也、岡部たかし、哀川翔/※ザテレビジョン撮影

桐谷健太&影山拓也が役作りや撮影エピソード語る「本番直前まで桐谷さんが笑わせてくれる」<Qrosの女>

10月8日(火) 19:00

「Qrosの女 スクープという名の狂気」の記者会見に出席した桐谷健太、影山拓也、岡部たかし、哀川翔
【写真】役柄について楽しそうに話す桐谷健太、影山拓也

放送中の桐谷健太主演のドラマプレミア23「Qrosの女 スクープという名の狂気」(毎週月曜夜11:06ー11:55、テレ東系)の記者会見が10月3日に都内で行われ、桐谷の他、共演の影山拓也(IMP.)、岡部たかし、哀川翔が出席した。

■芸能界の闇を炙り出すゴシップエンターテインメント

同ドラマは、誉田哲也の長編同名小説が原作。話題のCM美女「Qros(キュロス)の女」の正体を巡って、芸能界の闇があぶり出されていくゴシップエンターテインメント。「世の中が求めるネタを提供しているだけだ」と言いながらあらゆる芸能人の“真実”を暴き、部数を上げていく週刊誌記者が、ある謎の女性「Qrosの女」との出会いをきっかけに、思いもよらぬ事件に巻き込まれていく姿を描く。

桐谷は、同ドラマでテレ東の連ドラ初出演にして初主演を務め、「週刊キンダイ」所属のスクープを連発する敏腕記者・栗山孝治を演じる。また、桐谷演じる栗山とタッグを組む若手記者・矢口慶太役で影山が、栗山と矢口が所属する「週刊キンダイ」の編集長・林田彰吾役で岡部が、栗山との因縁がある謎のブラックジャーナリスト・園田芳美役で哀川が出演する。

■桐谷健太「テレ東さん、初主演ありがとう!という気持ちでした」

出演が決まった時の気持ちを、桐谷は「テレ東さん、初主演ありがとう!という気持ちでした。嬉しいです」と笑顔を見せ、影山は「僕は連続ドラマに出演させていただくのが初めてで。映像作品に出演するっていうのは、夢の一つでもあったのでとても嬉しいですし、エンディングテーマに僕たちのグループ・IMP.の新曲「ミチシルベ」を使っていただくことも本当に嬉しく思います」と感謝の思いを口に。

一方、岡部は「僕は共演が初めての人ばっかりだったんです!桐谷さんも、影山くんも、哀川さんも、編集部のみんなも。なので、出演者一覧を見た時、緊張の方が大きかったです。でも、行ったら、初日から全然、緊張することもなく、雰囲気が出来上がってました」と語り、哀川は「普段は真逆の立場にいるので、自分がこの役をいただいた時は、追いかけるほうというのに魅力を感じました。そこに対しては、どういうふうにやっていくんだろうということより、自分が体験できるっていうことに対して、興味を持ちました、面白そうだなって」と気持ちを明かした。

■影山拓也「栗山とのシーンが多いので、バディ感がより出たらいいな」

司会からの「役作りで意識していることは何ですか?」という質問に対し、桐谷は「これは僕が想像してる部分なんですが、僕演じる栗山は、子供の頃からそういうすごい腕はあったんじゃないかなと思っていまして。学校の先生のことをすっぱ抜いて、学校新聞で廊下に貼って、先生には怒られるけど同級生からはヒーローみたいで。たぶん、記者になりたての頃もすごいイケイケだっただろうし、自分の記事で世の中が変わる感じだったり、電車で誰かが自分の記事のことを話してることにすごい高揚したりとか、そういうのが色々あったと思うんです。でも、ある事件を境にトラウマを抱えて、葛藤しながらも記者を続けるという役なんですけど、トラウマをなぜ抱えたのかだったり、抱えてもなぜまだ記者という仕事を続けているのかっていうことを、すごく大切に演じたいなって思ってやってます」と明かした。

そして、影山は「役で意識していることは、桐山さん演じる栗山とのシーンが多いので、バディ感といいますか、監督さんにも言っていただいた凸凹コンビじゃないですけど、そういうのがより出たらいいなっていう思いがあります。あと、視聴者さんが矢口を通して、一緒に週刊誌の仕組みだったりを楽しんでいただければなっていうのを感じてます」とコメント。

そんな影山のコメントを聞いた桐谷は「初日からけっこういろいろ話せたよね!お芝居については、最初に、こうやったらもっと二人のバディ感が面白くなりそうだねっていう話はしましたが、あとは、ワイワイキャッキャッしてます!もちろん本番はしっかりやっていますよ!」と笑顔で話し、影山は「僕は初めてというのもあって、とても緊張しちゃってましたが、本番直前まで桐谷さんが笑わせてくれるのでリラックスしてできています。助けてもらってます!」と桐谷との良いコンビ感を見せた。

■岡部たかし「多面的な人物になればと思って演じています」

一方、岡部は「僕は編集長なので、矢口に対して上から目線で悪態ついて、口を汚くして罵る役なんです。本当にハラスメント講習とかやった方がいいんじゃないかっていう人物なんですが…(笑)。でも、栗山の過去を知っているだけあって、どこか温かい眼差しだったり、栗山に対しては怖さだけでなく、温かさもあるので、一面だけで“ヤバい奴”だっていうだけじゃなく、ユーモアとかお茶目さも含めて、多面的な人物になればいいなと思って演じさせていただいています」と語った。

そして、哀川は「役に関しては、人に入り込むうまさの中に、人を晒すってことに対する冷酷さが醸し出されれば、すごく成立していくんじゃないかなと思ってやってます」と思いを口に。

■影山拓也「桐谷さんにお蕎麦屋さんに連れてってもらいご馳走になりました!」

撮影の中で印象的なエピソードについて、桐谷は「今日のブーツとは別で、もう一個黒いブーツを履いているんですが」とブーツを見せながら話を始めると、「そのブーツの紐が普通の紐で、履くのに本当に時間がかかって...。両足で5~6分かかるので、毎回、ほどいてってしてるのをずっと待ってもらってて。でも、それをスタイリストさんがゴム紐に変えてくれたら、スッと入るようになりました!だから、ブーツをスニーカーみたいに履けたらなって思ってる人はゴム紐に変えてみてください!全然違います!」と熱く呼びかけ、続けて、「もう一つは、目薬が必需品ですって言う拓也が、現場に3回ぐらい目薬を忘れていました。でも、すでに帰っている途中なはずなのに、ちゃんと取りに来るので、偉いなって思ってます」とエピソードを披露。

一方、影山は「僕、それぞれ皆さんとのエピソードがあります!まず、桐谷さん。3話の撮影の時、少しお昼休憩がありまして、その時、近くのお蕎麦屋さんに連れてってもらい、ご馳走になりました!」と笑顔を。

すると、桐谷は「なんか、ありがとう(笑)!拓也は“僕、めっちゃ食べるんですよ~”って言って、頼んだのがそばの小だったので、びっくりして(笑)。その後、一品料理を頼むために小にしてたらしいんですが、なんかいろいろ食べました(笑)」と振り返った。

■影山拓也が岡部たかし、哀川翔とのエピソードを披露

続けて、影山は「次に、岡部さん!岡部さんには、「週刊キンダイ」の“キンダイ”だけを単発で言う時、僕がイントネーションを間違えてけっこうNGテイクを出してしまっていたので、撮影の合間に、イントネーションを教えていただいてます」と告白。

そんな影山の話を聞いて、「え、でも岡部さん、ご出身どこでしたっけ?」と桐谷が岡部に尋ねると、岡部が「和歌山です」と返答。そして、「どこだっけ?」と桐谷に聞かれた影山が「僕、東京です!」と元気よく答えると、桐谷が「なんで聞くん?(笑)。普通、逆だよね?そこがびっくりですよね...」とツッコミ、会場からは笑いが起きた。

さらに、影山は「哀川さんは、二度目ましての時、休憩時間の控室が一緒で。哀川さんが先にお弁当を食べられていて、先輩が食べられてるのに僕が取るのは違うかな~とか迷っていたら、哀川さんの方から“お弁当食べた?”って声をかけて下さって。“食べな”って言ってもらえたのがすごく嬉しかったです」と語った。

■岡部たかし「次から次へと着替えて、撮影しているのでそれが割と大変です」

撮影中に大変だったことについて、岡部は「編集部のシーンは、1日に1話分をまとめて撮影していて、あんまり休憩がなく…。次から次へと着替えて、撮影しているのでそれが割と大変ですね。それは変わったやり方で、スケージュールがタイトですね」と吐露。

そして、桐谷は「8月から撮影していたので、暑さがすごい中でのニットと革ジャンでの撮影は大変でした。今はだいぶ過ごしやすくなってよかったなって思っています」と語り、哀川は「一般の方が真夏の格好をしているから、季節感が変わらないように、外での撮影時、制作の人が映らないように止めてるのが大変そうでした」と語った。

■桐谷健太ら四人が自身につけるキャッチコピーを考える

記者から「ドラマタイトル「Qrosの女」にちなみ「〇〇の男」など、自分にキャッチコピーをつけるなら?」との質問が。

四人とも悩む様子を見せるも、哀川は「俺らがセピアでデビューした時は、“デビュー前からスーパースター”っていうキャッチコピーついてたよ!」と明かし、影山は「僕は、よくメンバーが言ってくる言葉なんですが、“熱血おばかリーダー”です!こちらでお願いします」とコメント。

一方、岡部は「実際に、唯一もらった賞状があって。小学校5年生の時に、一人一人に賞状を渡す熱い先生から“ひょうきん大賞”っていうのをもらいました」と語り、桐谷は「僕は、高校の同級生に“桐谷といると元気になるしいいことがある!パワースポットや!だから、桐谷はパワーマンや!”と言ってもらったことがあり、一時期、“パワーマン”って呼ばれてました。僕が自分で言ってるわけじゃないですからね!」と呼びかけた。

■桐谷健太「14,15年くらい前に家の前で張り込みをされていて」

実際に記者役を演じてみて、記者に対する見方の変化を問われた桐谷は「僕は14,15年くらい前に家の前で張り込みをされていて。不思議なところに車が止まっているぞ?と思いながら家に入ろうとしたら、後部座席が光って。あれはカメラのレンズと呼ばれてるものじゃないか?と思って」と過去のエピソードを披露。

続けて、「その車まで歩いて行って、ノックしたんですが、最初は空けてもらえなかったんです。でも、もう一回ノックしたら、開けてくれたので、“すいません、今日、なんもないですよ!時間あれなんで、今日は帰ってください。でも、これからもよろしくお願いします!いつも取材とかしていただいてありがとうございます”って伝え、その記者の方とカメラマンさんとすごい固い握手をしたんです。僕はそのイメージがあります」と桐谷はコメントを。

一方、岡部は「週刊誌の好きなお店を紹介するコーナーで、僕が良く行く焼き鳥屋さんに記者の方と一緒に行ったことがあります。その人が、“いつもはスクープを撮る記者の仕事をしていて、今回はたまたまそういうコーナーの仕事をしています”って話をされていて。昔の話をしたりするだけの取材だったんです。で、取材が終わって、メイクさんとかとみんなで飲んでいる時、いろいろな話をしてくれて優しくて友好的で。でも、僕が“もう一杯焼酎飲みます”って言った瞬間、目がグッとなって。“もちろんです!どうぞ、どうぞ”って言ってくれましたが、あの目がやっぱ怖いんだなって思いました」と振り返りながらイメージを語った。

■哀川翔「スクープで良い写真を撮るのって大変なんだなって思いました」

また、「ご自身でスクープしてみたいことは?」と記者から尋ねられた哀川は「撮影中、実際に追いかけて、スマホで写真を撮るシーンもあるんですが、いい写真がなかなか撮れないんだなって感じました。写真がブレブレで。実際に放送ではその写真は使われないと思いますが、実際にスクープで良い写真を撮るのって大変なんだなって思いました」とコメント。

一方、影山は「桐谷さんが朝、現場に入られて、メイクの時にいつも聞いてる音楽がなにか僕は気になります!」と桐谷へ取材を。そんな影山の取材へ桐谷は「今度教えてあげるね、今は教えません」と笑顔を見せた。

そして、最後に、視聴者へメッセージを桐谷は「このドラマは、実際に元週刊誌記者の方に取材をさせていただき、そのアイディアもたくさん盛り込まれていますので、視聴者の方からしたら、そんなふうにスクープするんだとか、そうやって狙うんだ、とか驚きも垣間見えます。また、このドラマを見られる表舞台の方や、業界の方は、対策をしながら楽しめるドラマになってます。今は情報社会、SNS社会で群集心理が浮き彫りになっていますけど、このドラマは、群集心理を利用する人、蝕まれる人などいろんな人物が出てきます。栗山も最初はそういうことをしていたんですが、「Qrosの女」に出会うことによって、真実を暴くことが果たして正義なのか?真実だからってそれを世に出すことがいいことなのか?っていう葛藤を抱いてきます。このドラマを皆さんと見ることで、それぞれ何を見つめて生きていくかっていうことを考える、そして、楽しめる作品になっていけばいいなと思って、全力で撮影しています。ぜひ、楽しみにしていてください!」と呼びかけ、会見を締めくくった。



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