「足りないのは薄々気づいていた」母国開催で敗戦の中野麟太朗はマスターズ出場ならず

最後まで優勝を目指したが、3位に終わった中野麟太朗(撮影:岩本芳弘)

「足りないのは薄々気づいていた」母国開催で敗戦の中野麟太朗はマスターズ出場ならず

10月7日(月) 7:47

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<アジア太平洋アマチュアゴルフ選手権最終日◇6日◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)◇7217ヤード・パー70>

日本のトップランカーとして参戦した中野麟太朗(早大3年)。アジア太平洋地域No.1決定戦は、悔しい3位に終わった。4日間トータル10アンダー、最終ラウンドの後半は5アンダーと追い上げたが、2打届かず敗戦。優勝者に与えられる来年の「マスターズ」、「全英オープン」出場権を逃した。



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「まだまだだったんだなと。悔しいですが、足りないというのは薄々気づいていた」。昨年の「日本アマ」チャンピオンは、以降、日本のエースとして注目を浴びてきた。悪天候により順延続きと不規則な毎日のなか、上位をキープしていたが、最後は力尽きた。

「皆さんをがっかりさせたかもしれない」。母国で期待も高かっただけに、唇を噛む。松山英樹、金谷拓実、中島啓太に続く日本勢4人目の大会制覇に近づきながら、タイトルを逃した悔しさがこみ上げる。

今年は国内男子ツアー開幕戦で優勝を争うなど、プロ顔負けの活躍を見せたが、最近は悩むことも多かった。「ショットが良くなりつつあると思っていたのですが、マスターズやアジアのいちばんがかかった大会でまだその精度はないと。こういう場所に来ないとわからないことです」と、素直に実力不足を認める。

次戦は国内最強ゴルファー決定戦の「日本オープン」。昨年は予選通過も果たした大会でもある。アジアNo.1アマチュアの称号はお預けとなっても、国内最強ゴルファーへの挑戦権は残っている。「また頑張り直したい」。敗戦を糧に、前を向いていく。


<ゴルフ情報ALBA Net>
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