2019年に公開された『ジョーカー』は、世界66カ国で初登場No.1を記録し、日本での観客動員も4週連続No.1となり、世界興行収入は約1500億円(約10億ドル)を超える空前の大ヒットを遂げた。DCコミックスの「バットマン」シリーズに登場する代表的ヴィラン(悪役)・ジョーカーにスポットを当て、その生い立ちや素顔に迫る描写が世界中で一大センセーションを巻き起こした前作から2年後を舞台にした、その続編にして完結編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(通称『ジョーカー2』)が、いよいよ2024年10月11日(金)に公開となる。そして、本作で殺人罪に問われたジョーカーを裁判で追い詰める検事 ”ハービー・デント” 役の日本版吹替キャストとして、山田裕貴が参加することが発表された。
『ジョーカー2』では、理不尽な社会の代弁者としてジョーカーを祭り上げ、彼の無罪を主張する民衆たちが暴動を巻き起こす混沌とした情勢下で、”世紀の裁判” は生中継で報じられていく。そうした世間の注目を一身に背負うハービー・デント検事は、民衆を巻き込みさらなる暴走を重ねるジョーカーと法廷で対峙することになる──。
前作で世界中に衝撃を与えたジョーカーの物語がついに ”完結” を迎える本作の公開が待ち望まれる中、本作を一足早く鑑賞し、さらなる ”かつてない衝撃” の日本で最初の目撃者となった山田裕貴がイベントに登壇し、ハービー・デント役の日本版吹替キャストとして参加することが発表された。
かねてより熱い ”ジョーカー愛” を語っていた山田は「前作を観たときに、完璧を求めるがゆえの〈山田裕貴〉としての自己肯定感の低さが、ジョーカーの作品の内容と一致して共感する部分が多くて激ハマりしてしまいました。そんなところを『好き好き』言っていたら今ここに立たせてもらっています」と語り、あらためてその並々ならぬ愛情を熱弁した。
さらに「最初に吹替のオファーをいただいた時は『どれ!? 誰!?』って声が出ました。もちろん『好き好き』言うことは大事なことだと思うんですけど、好きすぎるとリスペクトが勝ちすぎて『俺なんかがやっていいのか?』という思いも出てくるんです。それでもやっぱり好きな作品に出られるって嬉しいに決まってますよね(笑)」と吹替キャストに決定した喜びを吐露した。
また、過去に共演歴があり、本作でジョーカー役の吹替を担当する平田広明からも「『大変責任重大だぞ』とDMをいただきました。プレッシャーをかけられながらアフレコに臨むことができました」と激励のメッセージを受け取った裏話を告白。そして、自身の演じるハービー検事については「ジョーカーを裁判で追い込んでいく役柄なんですけど、劇中ではジョーカーの方をほとんど向かず、声を荒げるわけでもない掴みどころのない役どころでした」と振り返った。洋画の吹替そのものが初挑戦だったが「あえてメッセージ性を持たせないようにしているのか、どういう狙いでトッド・フィリップス監督が登場させたキャラクターかを最後までつかみ取るのが難しかったので、僕も演者さんが演じるハービーの声色を踏襲して、小手先でやらずに素直に声を入れるという感覚でアフレコに臨みました」と語った。
加えて、日本時間の9月25日(水)に実施されるロンドンプレミアに参加することも発表され「ホアキン・フェニックスさんに会えるんですかね……?ヤバいですよね。彼に会える人生だとは思っていなかったので何を話そうかな。でも『あのシーンは本当に現実で起きていることを映しているシーンなんですか?』とかいろんなことを質問したいですね。僕の演じたハービー検事と同じくジョーカーを追い詰めるくらいの思いで聞きたいです」と主演のホアキン・フェニックスや、謎の女性リーを演じるレディー・ガガら豪華キャストらとの対面に期待を膨らませていた。
誰もが一夜にして、祭り上げられる時代。本当のジョーカーは、誰なのか?かつて孤独で心優しかった男の暴走の行き着く先とは?前作をさらに凌駕する、”善悪の基準” を揺るがす問題作となることは必至の『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(『ジョーカー2』)は、10月11日(金)全国劇場公開される。
>>>『ジョーカー2』イベントの模様や場面写真を見る(全11点)
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